
子どもの安全を守る:略取・誘拐から身を守る方法
- 誘拐と略取の違い誘拐と略取、どちらも耳にしたことのある言葉ですが、具体的にどのような違いがあるのか、ご存知でしょうか?どちらも無理やり人を連れ去る犯罪である点は共通していますが、その手段や対象に違いがあります。誘拐と略取を区別する上で重要なポイントは、相手をどのように連れ去るかという点です。誘拐は、主に子どもを対象とした犯罪で、言葉巧みに騙したり、魅力的なものを与えたりして誘い出す行為を指します。「お菓子をあげるから一緒に行こう」と誘ったり、人気ゲームのキャラクターグッズを見せるなどして、子どもの警戒心を解き、自らの意思でついてくるように誘導するのが特徴です。一方、略取は、暴力や脅迫を用いて無理やり連れ去る行為です。対象は子どもに限らず、大人に対しても行われます。腕を掴んで無理やり車に乗せたり、「騒いだら怪我をさせるぞ」と脅迫したりするなど、恐怖心を与えることで抵抗できない状態にして連れ去ります。誘拐も略取も、人の自由を奪う許されない犯罪です。誘拐は、子どもが被害に遭いやすい犯罪であることを理解し、日頃から子どもと防犯について話し合い、不審な人物に近づかないように注意喚起することが大切です。また、地域ぐるみで子どもを守る体制を整えることも重要です。