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空を覆う雲~曇りとその仲間たち~

私たちが毎日見上げる空は、いつも同じ表情を見せているわけではありません。太陽の光を浴びて青く輝く日もあれば、夕暮れ時には赤く染まり、またある時はどんよりとした灰色の雲に覆われることもあります。このように、空は刻一刻と表情を変え、私たちに様々な顔を見せてくれます。空模様の変化に大きく関わっているのが雲です。雲は、空気中の水蒸気が冷やされて小さな水や氷の粒となり、それが集まって空に浮かんでいるものです。雲は、その形や浮かんでいる高さ、そして量によって、太陽の光を遮ったり、雨や雪を降らせたりと、天気の変化に深く関わっています。例えば、綿菓子のようにモクモクとした雲は、比較的低い場所に浮かんでおり、お天気は大きく崩れることはありません。一方、空一面を覆うような灰色の雲は、低い場所で雨を降らせる雲です。また、雷を伴って激しい雨を降らせる積乱雲は、高いところまでモクモクと発達するのが特徴です。このように、雲は私たちに天気の変化を教えてくれる大切なサインと言えます。日々、空を見上げて雲を観察することで、天気の変化を予測することも可能になるでしょう。
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空を見上げてみよう!雲の正体と防災

私たちが毎日見上げる空には、白や灰色、あるいは夕焼けに赤く染まるなど、様々な表情を見せる雲が浮かんでいます。雄大に広がっていたかと思えば、あっという間に形を変え、まるで生きているかのようです。この身近な存在でありながら、どこか不思議な雲は、一体何からできているのでしょうか?実は雲の正体は、目には見えないほど小さな水滴や氷の粒が集まってできたものです。では、これらの水滴や氷の粒は、どのようにして生まれるのでしょうか?雲の発生には、太陽の熱が大きく関わっています。太陽の光によって温められた地面や海からは、水が蒸発して水蒸気となります。目に見えない水蒸気は、周りの空気より軽いので上昇していきます。そして、上空の冷たい空気の中に入ると、冷やされて水滴や氷の粒に変化するのです。しかし、水蒸気が変化しただけでは、まだ雲はできません。空気中の目に見えないほど小さな塵やほこりなどを核として、水滴や氷の粒はくっついていきます。こうして、水滴や氷の粒は次第に大きく成長し、私たちの目に見える大きさの雲粒となり、空に浮かぶ雲となるのです。