防犯

犯罪について

油断大敵!置き引きの魔手から荷物はどう守る?

置き引きとは、読んで字のごとく、置いてある物をこっそり持ち去る犯罪行為です。ほんの一瞬の隙を突いて、大切な荷物が奪われてしまうのです。駅や空港、商業施設、飲食店など、多くの人が行き交う場所では特に注意が必要です。旅行者や出張者など、土地勘のない人が狙われやすいと思われがちですが、実はそうではありません。普段の生活の中でも、買い物をしている時、子供と遊んでいる時、ちょっとトイレに立った時など、「まさか」と思うような瞬間に、置き引きの魔の手が伸びてくるのです。例えば、買い物の際に、カートの下に荷物を置いたまま、商品を選んでいませんか? 子供と公園で遊んでいる間、ベンチに鞄を置きっぱなしにしていませんか?これらは全て、置き引き犯にとって絶好の機会を与えていることになります。置き引きは、「自分は大丈夫」という油断と、「一瞬だから」という気の緩みが最大の原因です。自分の持ち物は、常に自分の目で確認し、不用意に放置しないという意識を持つことが、置き引きから身を守るための第一歩です。
組織

街の安全を守る交番の役割

皆さんの住む街のあちこちで、親しみやすい制服姿の人を見かけたことはありませんか?日本の安全を守る警察官の拠点、それが交番です。まるで街の一部のように溶け込む交番は、日本の治安の良さの象徴と言えるでしょう。交番の役割は、犯罪を防ぐだけにとどまりません。道に迷ってしまった時、困ったことや心配なことが起きた時、交番の警察官はいつでも私たちの味方です。優しく道を教えてくれたり、親身になって話を聞いてくれたり、時には一緒に解決策を考えてくれることもあります。また、地域のお祭りやイベントにも積極的に参加し、子供たちと触れ合いながら、防犯意識を高める活動も行っています。このように交番は、地域住民一人ひとりの安全を守るため、そして、安心して暮らせる街を作るため、日々活動しています。街で交番を見かけたら、気軽に声をかけてみてください。きっと、温かい笑顔で迎えてくれるでしょう。
その他

GPSで広がる可能性!防災・防犯への活用

- 位置情報の把握「自分の今いる場所が分からなくなる」というのは、災害時や緊急時に感じる大きな不安の一つです。普段使い慣れた道でも、地震などで景色が変わってしまったり、停電で夜道が真っ暗になってしまったりすると、方向感覚を失ってしまうことがあります。このような場合に備え、日頃から位置情報を把握する方法を知っておくことは非常に大切です。「全地球測位システム」を意味するGPSは、アメリカが開発した衛星測位システムです。地球の周りを回る複数のGPS衛星から発信される電波を受信することで、自分が地球上のどこにいるのかを正確に知ることができます。GPS機能を搭載したスマートフォンやカーナビゲーションシステムは広く普及しており、手軽に位置情報を確認できるようになりました。事前に地図アプリをダウンロードしておいたり、GPS機能の使い方を確認しておくなど、いざという時に備えておくようにしましょう。また、災害時は携帯電話の基地局が被害を受け、電波状況が悪くなる可能性があります。そのため、GPS機能だけに頼らず、紙の地図を持ち歩く、周囲の目印を覚えておくなど、複数の方法で位置を確認できるように心がけましょう。
犯罪への備え

犯罪抑止に活躍する「Nシステム」とは?

- 道路を見守る目車を運転していると、高速道路や幹線道路などでよく見かけるのがオービスです。多くの方は速度違反の取り締まりを連想するかもしれません。しかし、私たちの安全を守るために、それとは異なる目的で設置されているシステムが存在します。それが「Nシステム」です。Nシステムは、道路の上部に設置されたカメラとナンバープレートを読み取る装置で構成されています。その役割は、通過する車のナンバープレートを記録し、犯罪捜査に役立てることです。例えば、盗難車の捜査や、事件に関係する車両の追跡などに活用されます。オービスとの大きな違いは、Nシステムは速度違反を取り締まるためのシステムではないという点です。そのため、Nシステムを通過した際に、速度違反をしていない限り、特に心配する必要はありません。Nシステムは、プライバシーの観点からその運用には厳しい制限が設けられています。記録された情報は一定期間が過ぎると自動的に削除されるなど、私たちのプライバシーが侵害されないよう配慮されています。Nシステムは、私たちが目にすることは少ないものの、陰ながら私たちの安全を守ってくれています。日々の生活の中で、その存在を意識することで、安全に対する意識を高めていきましょう。
犯罪への備え

暮らしの安全相談は#9110番へ

日常生活を送る中で、犯罪に巻き込まれそうになったり、あるいはトラブルに遭遇しそうになったり、はたまた不安な気持ちになることだってあるでしょう。そんな時に、「どこに相談すれば良いのかわからない…」と途方に暮れてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな時は、ためらわずに警察相談専用ダイヤル「#9110」に電話してください。「#9110」は、緊急性がない事件や事故、困りごとなど、様々な相談に対応する警察の相談窓口です。例えば、近所で怪しい人物を見かけた、しつこい勧誘や悪質な訪問販売を受けた、インターネット上で誹謗中傷を受けているなど、様々なケースで相談できます。専門の相談員が親身になって話を聞いてくれ、状況に応じてアドバイスをもらえたり、警察官が駆けつけるなどの対応を取ってくれます。「こんなこと相談しても良いのかな…」と躊躇する必要はありません。一人で抱え込まずに、「#9110」に電話して、警察に相談してみましょう。あなたの不安や悩みを解決する手助けをしてくれます。
制度

緊急時は落ち着いて!知っておきたい110番の使い方

事件や事故は、いつどこで発生するか分かりません。予期せぬ事態に遭遇し、身の危険を感じたり、緊急を要する助けが必要だと感じたら、迷わず110番通報をしましょう。110番は、警察への緊急通報専用の電話番号です。全国どこからでも、固定電話、携帯電話、公衆電話のいずれからも、24時間365日無料で繋がるようになっています。緊急通報の際は、まず落ち着いて、現在の場所、発生している状況、怪我人の有無などを、簡潔かつ的確に伝えましょう。警察官は通報内容に基づいて初動を判断します。そのため、落ち着いて状況を説明することが、迅速かつ的確な対応に繋がります。事件や事故に遭遇した時、110番は私たちを危険から守り、安全を確保するための重要な lifeline です。正しい知識を身につけ、いざという時に適切な行動を取れるようにしておきましょう。
犯罪への備え

安全な「お金の運び方」:現金護送の重要性

- 現金護送とは現金護送とは、銀行や商業施設などで集まった現金、貴金属、あるいは株券や債券といった貴重品を、安全に別の場所まで運び届ける業務のことです。銀行間で現金を移動する場合や、企業が売上金を銀行へ預ける際など、様々な場面でこの現金護送は行われています。私たちの日常生活で現金護送車を目にする機会は多くありません。その理由は、現金護送車が人目につきにくい時間帯やルートを走行しているためです。また、現金護送を行う会社は、その仕事の内容から、警備会社と非常に密接な関係を持っている場合が多くあります。現金護送は、強盗などの犯罪から貴重品を守るため、高度な警備体制のもとで行われます。現金護送車は、防弾仕様になっていたり、GPSによる追跡システムが搭載されていたりと、万が一の事態に備えています。また、護送を行う際には、複数人でチームを組み、周囲を警戒しながら行動します。現金護送は、私たちの目に触れる機会は少ないですが、社会のお金の流れを支える、非常に重要な役割を担っています。銀行や企業は、現金護送によって、安心して業務を行うことができるのです。
犯罪について

電車内での痴漢対策:予防と対処法

- 痴漢行為とその深刻さ痴漢とは、電車内や駅など公共の場所で、他人の体を無断で触る行為です。これは、各都道府県の迷惑防止条例に違反する立派な犯罪です。痴漢行為は、体に触られるという肉体的な苦痛を与えるだけでなく、精神的な苦痛や恐怖感を与える深刻な問題です。被害者は、痴漢による被害を受けたという事実によって、強い精神的ショックを受けます。また、その後も電車に乗るたびに不安を感じたり、人混みを避けるようになったりするなど、日常生活に大きな影響を受けることがあります。さらに、被害にあった時の状況や周囲の反応によっては、自分を責めてしまったり、誰にも相談できずに一人で苦しみ続けることもあります。痴漢行為は決して許される行為ではありません。被害者は、勇気を出して声を上げたり、警察に通報するなど、適切な対応をすることが大切です。周囲の人は、もし痴漢行為を目撃したら、見て見ぬふりをせずに、被害者を助け、加害者を止めるように行動しましょう。痴漢のない安全な社会を実現するために、私たち一人ひとりが意識を高め、行動していくことが重要です。
防犯グッズ

ピッキングに強い?マグネットシリンダー錠のメリット・デメリット

皆さんは「マグネットシリンダー錠」という鍵をご存知でしょうか? 従来の鍵とは異なり、鍵穴がありません。鍵穴がないため、ピッキングによる被害を防ぐ効果が期待できます。では、どのようにして施錠と解錠を行うのでしょうか?マグネットシリンダー錠は、その名の通り、磁石の力を利用して作動します。鍵とシリンダー内部に埋め込まれた複数の磁石の polarity(極性)を合わせることで、解錠・施錠を行います。磁石の力は目に見えないため、まるで近未来の技術のように感じるかもしれません。従来の鍵と比べてピッキングが難しいだけでなく、鍵の複製も困難であるため、防犯性が高いと言えます。また、鍵穴がないため、鍵穴にゴミや異物が詰まる心配もありません。まだ一般的とは言えませんが、その防犯性の高さから、今後普及していく可能性も秘めていると言えるでしょう。
犯罪への備え

安心な暮らしを守る!CPマークを知ろう

- CPマークとは「CPマーク」という言葉を耳にしたことはありますか? これは、私たちの暮らしを守る上で、とても大切な役割を担うマークです。CPとは、英語で「犯罪を未然に防ぐ」という意味の「Crime Prevention」の頭文字を取ったものです。つまりCPマークは、防犯に効果を発揮する建物の部品や製品に付けられる、いわば「お墨付き」のようなものなのです。私たちの大切な家を守るためには、窓や玄関のドアといった、外と繋がる開口部をいかに守るかが鍵となります。泥棒などの犯罪者は、これらの場所から侵入を試みるケースが多いからです。CPマークは、そんな犯罪者から家を守るための強い味方となります。CPマークを取得するためには、厳しい試験をクリアしなければなりません。例えば、泥棒が侵入を試みた際に、どのくらいの時間持ちこたえられるかといった性能試験が行われます。そして、この試験をクリアした製品だけが、CPマークを表示することを認められます。具体的には、CPマーク付きの窓やドアは、少なくとも5分間は泥棒の侵入を阻止できると考えられています。5分といえば、短い時間に思えるかもしれません。しかし、泥棒にとって侵入に時間がかかるということは、それだけ発見されるリスクが高まることを意味します。そのため、5分以上もの間、侵入を阻むことができれば、犯罪を未然に防ぐ効果が期待できるのです。このようにCPマークは、私たちの安全な暮らしを守る上で、重要な役割を果たしています。家を新築したり、リフォームしたりする際には、CPマークが付いた製品を選ぶことを検討してみてはいかがでしょうか。