避難誘導灯

火災への備え

避難誘導灯:いざという時の命の光

- 避難誘導灯とは火災や地震などの災害時、煙で視界が遮られたり、停電で暗闇に包まれたりすると、パニックに陥りやすく、落ち着いて行動することが難しくなります。 そのような状況下で、安全な場所へ避難するための経路を示してくれるのが避難誘導灯です。避難誘導灯は、「火災の際、煙が充満した室内においても視認できる」ように、消防法によって設置場所や明るさ、色などが厳密に定められています。 緑色の背景に白い人型のピクトグラムで表示されているものが一般的で、普段はあまり意識することがないかもしれません。しかし、いざという時に私たちを安全に導く、まさに「命の光」といえるでしょう。避難誘導灯には、常に電気が供給されているものと、停電時に自動的に点灯するものの2種類があります。前者は、普段から点灯しているため、火災発生時にも消灯している他の照明との区別がつきやすいというメリットがあります。後者は、停電時でも確実に点灯するため、より安全性を重視した設計といえます。避難誘導灯は、私たちの命を守る上で非常に重要な役割を担っています。 日頃から設置場所や点灯状況を確認しておくことが大切です。そして、いざという時に落ち着いて行動できるように、避難経路をしっかりと確認しておきましょう。