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放射線から身を守る!遮蔽の重要性

- 放射線とは放射線と聞いて、危険なもの、怖いもの、と感じる人は少なくありません。目に見えず、においも色もないため、私たち人間の五感で感じることはできません。一体、放射線とは何なのでしょうか。原子力基本法では、放射線は「電磁波または粒子線のうち、直接または間接に空気を電離する能力を持つもの」と定義されています。少し難しい言い回しですが、簡単に言うと、物質を構成する原子に影響を与えるエネルギーの波や粒子の流れのことです。放射線は、医療分野でレントゲンやCTスキャンなど、様々な場面で活用されています。しかし、高線量の放射線を浴びると人体に影響を及ぼす可能性があります。放射線は、細胞内の遺伝子やDNAに傷をつける可能性があり、細胞の死滅やがん化を引き起こすことがあります。身の回りには、自然放射線と呼ばれる、自然界に存在する放射線も微量ながら存在します。宇宙から降り注ぐ宇宙線や、大地に含まれるウラン、カリウム、トリウムなどの放射性物質から出ている放射線などがあります。放射線への過剰な心配は不要ですが、正しい知識を持ち、適切な距離を保つなど、正しく理解することが大切です。