
遠方からの脅威:遠地津波とは
- 遠くの地で発生する津波「遠地津波」という言葉、耳にしたことはありますか?これは、文字通り遠く離れた場所で発生した地震が引き起こす津波のことです。具体的には、日本の海岸線から600キロメートル以上離れた海域で起きた地震が原因となる津波を指します。想像してみてください。日本の海岸で、穏やかな波音を聞きながら心地よい時間を過ごしているとします。青い空、白い砂浜、どこまでも続く水平線。そこに突如として、はるか遠くの海で起きた巨大地震の影響が、津波となって押し寄せるのです。津波は海面を進む波で、地震のエネルギーを吸収し、非常に速い速度で広がっていきます。そして、何時間もかけて日本の沿岸に到達することがあります。遠くで発生した地震だからといって、決して安心はできません。遠地津波は、発生から到達まで時間的な猶予がある点が特徴です。この時間を利用して、正確な情報を入手し、適切な避難行動をとることが重要となります。