警戒避難体制

制度

火山災害警戒地域 – あなたの安全を守る備えとは

- 火山災害警戒地域とは火山は雄大な自然の象徴として私たちを魅了する一方で、ひとたび噴火すれば溶岩や火山灰、噴石などを噴出し、私たちの生活に大きな被害をもたらす危険性をはらんでいます。また、噴火に伴い発生する火砕流や土石流も、その破壊力の大きさから、居住地域に甚大な被害をもたらす可能性があります。このような火山災害から人々の命と安全を守るため、国は「火山災害警戒地域」を指定し、特に警戒を呼びかけています。 火山災害警戒地域とは、火山活動によって生命または身体に危害が生じる、あるいは住宅や家財に損害が生じるおそれがあると認められる地域です。具体的な指定基準としては、過去の火山活動の状況や、将来発生する可能性のある噴火の規模、さらに地形や土地利用状況などが考慮されます。そして、区域内への立ち入りを規制する必要があると判断された場合には、「警戒区域」に指定され、状況に応じて立ち入り規制などの措置が取られます。日本は世界有数の火山国であり、いつどこで火山災害が発生してもおかしくありません。火山災害警戒地域に指定されている地域はもちろんのこと、火山周辺に居住している場合は、日頃からハザードマップを確認するなど、いざという時のための備えをしておくことが重要です。