感染症から守る

蚊にご用心!デング熱から身を守る方法

- デング熱とはデング熱は、蚊が媒介するウイルスによって引き起こされる感染症です。感染すると、高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など、まるで重い風邪に似た症状が現れます。多くの人はこれらの症状が1週間程度続き、その後自然に回復します。しかし、油断は禁物です。場合によっては、さらに重い症状を引き起こすことがあります。具体的には、皮膚に出血斑が現れたり、鼻血や歯茎からの出血が見られることがあります。さらに深刻なケースでは、出血性ショックを引き起こし、命に関わることもあります。特に、小さなお子さんや高齢の方、普段から病気を抱えている方は、重症化するリスクが高いと言えるでしょう。デング熱に対する特別な治療法はありません。そのため、症状が現れた場合は、安静にして水分を十分に摂り、医師の指示に従って下さい。そして、何よりも重要なことは、デング熱にかからないように予防することです。デングウイルスを媒介する蚊は、主に昼間に活動し、家の中やその周辺に生息しています。そのため、蚊に刺されないように、虫除けスプレーを使用したり、長袖長ズボンを着用するなどの対策が必要です。また、蚊の発生源となる水たまりをなくすことも大切です。
感染症から守る

蚊が媒介する脅威!ウエストナイル熱とは?

- ウエストナイル熱の概要ウエストナイル熱は、蚊を介して感染する病気です。主に鳥の間で流行しますが、蚊が人や馬を刺すことで感染が広がることがあります。感染すると、高熱が出たり、頭が痛くなったりするなど、風邪に似た症状が現れます。多くの場合、これらの症状は数日で治まります。しかし、高齢者の方や免疫力が低下している方などは、脳炎や髄膜炎といった重い神経系の病気を発症する危険性があり、注意が必要です。ウエストナイル熱は、感染した蚊に刺されることで感染します。蚊は、感染した鳥の血を吸うことでウイルスを獲得し、その後、別の人や動物を刺す際にウイルスを媒介します。そのため、ウエストナイル熱の予防には、蚊に刺されないようにすることが重要です。蚊は、水たまりや排水溝など、水が溜まっている場所に卵を産み付けて繁殖します。そのため、自宅周辺の水たまりをなくしたり、排水溝を定期的に掃除したりするなど、蚊の発生源を減らすように心がけましょう。また、外出する際は、長袖、長ズボンを着用し、肌の露出を少なくする、虫除けスプレーを使用するなど、蚊に刺されないように対策を取りましょう。ウエストナイル熱は、ワクチンや特効薬がないため、予防が何よりも重要です。蚊に刺されないように注意し、健康な状態を保つように心がけましょう。