自宅防衛

犯罪への備え

自宅で安全確保!:パニックルームのススメ

近年、痛ましい事件の報道に触れる機会が増え、不安を覚える方も少なくないでしょう。強盗や殺人といった凶悪犯罪は、いつ、どこで、誰が巻き込まれるとも限りません。本来、家は安全で安心して過ごせる場所であるべきですが、外部からの脅威に対して完全に無防備な状態とも言えます。犯罪者は、侵入しやすい家、つまり抵抗が少なく、犯行をしやすい家を標的にする傾向があります。 むやみに不安をあおるつもりはありませんが、まずは自分の家が犯罪者にとって「狙いやすい家」になっていないか、客観的にチェックすることが大切です。防犯対策と聞いて、高い費用をかけてセキュリティシステムを導入しなければいけないと考える方もいるかもしれません。もちろん、高度なセキュリティシステムは有効な防犯対策の一つですが、すぐにできる簡単な対策から始めるだけでも、犯罪を抑止する効果が期待できます。 例えば、玄関や窓の鍵をしっかりと閉める、センサーライトを設置して周囲を明るくする、防犯カメラを設置する、といった対策は、比較的低コストで実施できます。また、地域住民と連携して防犯活動に取り組むことも重要です。日頃から地域の防犯活動に参加したり、隣近所で見慣れない人物を見かけたら声を掛け合ったりするなど、地域全体で協力して犯罪を未然に防ぐ体制を作っていきましょう。
犯罪への備え

危険!「置き鍵」の甘い罠

- 身近にある危険「もしもの時のために」と、家の外に鍵を隠しておく「置き鍵」。一見、便利な方法に思えますが、実は空き巣にとって格好の標的になっていることをご存知でしょうか?玄関先の植木鉢の下や、メーターボックスの中など、一見すると安全そうな場所に鍵を隠している方もいるかもしれません。しかし、空き巣はそうした一般的な隠し場所を熟知しています。 彼らは、ほんの数分のうちに、そうした場所を入念に探します。たとえ、巧妙に隠したつもりでも、プロの侵入者から見れば、一目瞭然の場合も多いのです。置き鍵による被害は、鍵の紛失によるものとは異なり、単なる金品の盗難にとどまらず、住居侵入による恐怖感や不安感、プライバシーの侵害など、深刻な被害に繋がる可能性があります。万が一、家族が鍵を紛失した場合に備えて、置き鍵ではなく、信頼できる家族や隣人にスペアキーを預ける、あるいは、鍵の管理会社を利用するなど、より安全な方法を検討しましょう。家の安全を守るためには、安易な方法に頼らず、しっかりと対策を講じることが重要です。