
長時間移動にご用心!エコノミークラス症候群
- エコノミークラス症候群とはエコノミークラス症候群は、長時間同じ姿勢を続けることで、足の血管に血栓(血のかたまり)ができてしまう病気です。飛行機のエコノミークラスのように、座席が狭く、足を伸ばせない状況で発症しやすいことから、この名前がつきました。医学的には、「旅行者血栓症候群」や「深部静脈血栓症」などと呼ばれます。長時間座り続けることで、足の血液の流れが滞り、血栓ができやすくなります。血栓は、肺の血管に詰まってしまうことがあり、息切れや胸の痛みなどの症状が出ます。重症化すると、呼吸困難や意識障害に陥り、命に関わることもあります。エコノミークラス症候群は、飛行機の乗客だけでなく、長距離バスや車での旅行者、デスクワークが多い人などにも起こる可能性があります。