総務省消防庁

制度

安否情報システム:災害時の命綱

- 緊急時における情報伝達の重要性大規模な地震や風水害、あるいは事件・事故といった緊急事態が発生した場合、私たちがまず取るべき行動の一つに情報収集があります。被害状況や避難場所、そして何より、大切な家族や友人が無事かどうか、誰もが正確な情報をいち早く求めるでしょう。しかし、現実は容易ではありません。電話は繋がりにくくなり、テレビやインターネットも停電の影響で使えなくなるなど、緊急時における情報収集は困難を極める場合が少なくありません。このような状況下では、日頃からの備えが極めて重要となります。まず、家族や親戚、親しい友人との間では、緊急時の連絡手段や集合場所を事前に決めておくことが大切です。携帯電話が繋がりにくい場合を想定し、公衆電話の場所を確認しておくことも有効です。また、災害用ラジオや携帯ラジオなどを用意しておけば、停電時でも情報を得ることができます。情報源は一つに絞らず、公共機関が発信する情報にも注意を払うようにしましょう。各自治体のホームページや防災アプリなどを活用することも有効な手段です。緊急事態はいつ、どこで発生するか分かりません。日頃から情報収集の手段を確保し、いざという時に備えておくことが、自分自身や大切な人の安全を守る上で非常に重要です。