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知っておきたい活性酸素:スーパーオキサイド

- スーパーオキサイドとは?私たちは日々、呼吸をすることで酸素を体内に取り込み、生命を維持しています。この酸素は通常、原子と呼ばれる小さな粒が二つ結びついた状態で存在しています。しかし、時にこの酸素分子に、電子と呼ばれるさらに小さな粒が一つ余分にくっつくことがあります。こうしてできたものが、スーパーオキサイドと呼ばれる活性酸素です。スーパーオキサイドは、余分な電子を持っているため、不安定で、周囲のものと反応しやすい性質を持っています。まるで、落ち着きがなく、周囲のものにぶつかっては変化を起こしてしまういたずらっ子のようです。私たちの体内でも、このスーパーオキサイドは常に発生し、周囲の細胞や組織と反応しています。ある程度の量であれば、スーパーオキサイドは細菌やウイルスを撃退してくれる、頼もしい味方となります。しかし、過剰に発生してしまうと、健康な細胞や組織まで攻撃してしまい、老化や様々な病気の原因になってしまうこともわかっています。そのため、私たちは、このスーパーオキサイドと上手に付き合っていくことが大切です。バランスの取れた食事や適度な運動、ストレスを溜めない生活を心がけることで、体内のスーパーオキサイドの量を適切に保ち、健康な毎日を送りたいものです。