空気が乾燥

火災について

空気が乾燥する季節の注意点

- 乾燥注意報とは乾燥注意報は、空気がとても乾燥していて、ちょっとした火種でも簡単に火災に発展する危険性が高まった時に、気象庁から発表される注意喚起です。 特に冬の季節、太平洋側の地域で頻繁に発令されます。なぜ冬に太平洋側で乾燥注意報が出やすいのでしょうか? それは、二つの大きな要因が重なるためです。一つ目は、「季節風」の影響です。冬になると、大陸内部から日本列島に向かって、乾燥した冷たい風が吹き付けてきます。この風によって、空気中の水分が奪われ、乾燥した状態になるのです。二つ目は、「都市化の影響」です。都市部では、コンクリートやアスファルトで覆われた建物や道路が多く、土や緑地が少なくなっています。土や植物は水分を保つ効果がありますが、コンクリートなどはその効果が低いため、都市部では乾燥が進みやすいのです。乾燥注意報が発令された際は、火の取り扱いに格外な注意が必要です。 たばこの不始末や火を使う際は、周囲に燃えやすいものがないか、十分に確認しましょう。また、静電気が発生しやすい環境では、火花が飛んで火災になる可能性もあるため注意が必要です。