
地震後の備え:余震確率を理解する
大きな地震に見舞われた時、誰もがまずは自分の身の安全を確保しようとします。これは当然の行動です。しかし、激しい揺れが収まった後も、決して気を緩めてはいけません。なぜなら、大きな地震の後には、余震と呼ばれる小さな地震が、何度も繰り返し発生することが少なくないからです。余震は、本震で揺さぶられた地盤が、安定した状態に戻ろうとする過程で起こります。そして、油断できないことに、これらの余震は、時として最初の地震と同じくらいの大きさになることもあるのです。もしも、最初の地震で建物や家屋がダメージを受けている場合、大きな余震によって更なる損傷を受けたり、最悪の場合、倒壊してしまう危険性も孕んでいます。また、大きな地震の後には、地盤が緩んでいたり、建物が不安定な状態になっていることが多く、わずかな揺れでも土砂崩れや建物の倒壊を引き起こす可能性があります。ですから、余震は、最初の地震による被害を拡大させる可能性もあるのです。大きな地震を経験したら、しばらくの間は警戒を怠らず、安全な場所に身を置くように心がけましょう。