
火災から身を守る!知っておきたい防炎加工
- 防炎加工とは火災が発生した際、私たちの命や財産を守る上で重要な役割を果たすのが「防炎加工」です。 防炎加工とは、布や繊維などの素材に火が燃え移りにくく、燃え広がりにくいように特殊な処理を施すことを指します。防炎加工が施された素材は、炎に触れても容易には発火せず、仮に火がついても自ら燃え続けることがありません。 これは、炎による熱を吸収して燃焼を抑えたり、素材の表面に炭化層を形成することで、酸素の供給を遮断する効果によるものです。防炎加工と混同されがちなものに「不燃」がありますが、これは全く異なるものです。 不燃素材は、文字通り「燃えない」素材を指し、石や金属などが代表例です。 一方で、防炎加工はあくまでも「燃えにくい」処理であり、燃えないわけではありません。 火災発生時の安全確保のため、カーテンやカーペット、劇場の舞台幕など、様々な場所に防炎加工が施されています。 防炎加工は、私たちの暮らしの安全を守る上で、非常に重要な役割を担っていると言えるでしょう。