注意報

その他

天気予報の鍵!予報区ってなに?

- 予報区とはテレビやラジオ、インターネットで天気予報を確認する際、「〇〇地方は晴れ」といった表現を耳にする機会は多いでしょう。実は、天気予報は日本全国を一様に発表しているのではなく、地域ごとに細かく区分して発表されています。この区分を「予報区」と呼びます。予報区は、気象庁が天気予報や警報・注意報などを発表する際に使用する、いわば天気予報の地図における基本単位です。日本は南北に長く、地形も複雑なため、地域によって気象条件が大きく異なります。そのため、より詳細な気象情報を伝えるために、全国を約100の予報区に分割しています。予報区は、都道府県単位よりもさらに狭い範囲を指す場合が多く、例えば東京都内であれば、「東京地方」「多摩北部」「多摩南部」「島嶼部」といったように区分されます。このように、予報区は、それぞれの地域における気象の特徴を考慮して設定されており、より正確な天気予報を伝えるために欠かせないものです。天気予報を見る際には、ぜひお住まいの地域の予報区を確認してみてください。
水害への備え

防災情報を理解する: 注意報とは?

- 注意報発表の目的注意報は、地域住民の生命や財産を守るための大切な情報伝達手段です。災害が発生する危険性が高まり、いつ発生してもおかしくない状況になった場合に、いち早く住民に危険を知らせ、早めの備えを促すことを目的としています。注意報は、まだ避難が必要なほど切迫した状況ではありません。しかし、今後の天候の変化や災害の進展によっては、より警戒度が高い警報に切り替わる可能性も十分に考えられます。ですから、注意報が出た時点では、まず落ち着いて、テレビやラジオ、インターネット、スマートフォンアプリなどの信頼できる情報源から最新の情報を収集するようにしましょう。そして、収集した情報に基づいて、自宅の周辺や避難経路の状況、家族の安全確保、非常持ち出し品の準備など、状況に応じた行動を起こすことが重要です。日頃から防災意識を高め、注意報が出たら適切に行動することで、いざという時に自分自身と大切な家族を守ることができます。
水害への備え

津波フラッグ:視覚で伝える警報

- 津波フラッグとは「津波フラッグ」は、海からの深刻な脅威である津波の発生を、見てすぐに理解できるようにするための旗のことです。大津波警報、津波警報、津波注意報といった、緊急性の高い情報が発表された際に、音ではなく視覚によって情報を伝えるという重要な役割を担っています。海岸線に近い地域では、津波の危険が迫ると、サイレンを鳴らしたり、防災無線で呼びかけたりするなどして、住民の皆様に避難を促します。しかし、耳が不自由な方や、高齢のために耳が遠くなってしまった方など、音が聞こえにくい状況にある方々にとっては、こうした情報が届かない可能性があります。また、海岸近くでは波の音や風の音が大きい場合もあり、そうした状況下では、たとえ耳が聞こえる方でも、重要な情報がかき消されてしまうことがあります。こうした問題を解決するために、津波フラッグは有効な手段となります。旗の色は、危険の度合いによって異なり、一目見ただけで状況を判断できるようになっています。例えば、赤色は「大津波警報」、黄色は「津波警報」、青色は「津波注意報」を表すといった具合です。津波フラッグは、音が聞こえにくい方にも情報を伝えられるだけでなく、言葉を使わないため、外国人の方や、小さなお子さんにも理解しやすいという利点があります。このように、津波フラッグは、誰もが安全を確保できるよう、様々な状況下で役立つ情報伝達の手段として、重要な役割を果たしています。
水害について

防災の基礎知識:警報発令時の対応

- 警報とは警報とは、台風や大雨、洪水といった、私たちの暮らしに甚大な被害をもたらす恐れのある災害が予測される際に、気象庁が発表するものです。警報は、危険が目前に迫っていることをいち早く私たちに知らせることで、一人ひとりが適切な防災行動を取れるようにし、被害をできる限り抑えることを目的としています。天気予報などでよく耳にする注意報は、危険な現象が起こる可能性があることを知らせるものです。一方、警報は注意報よりも警戒度が高く、状況に応じて速やかに避難などの対策を取る必要があることを示しています。警報は、対象となる災害や地域、危険度に応じて様々な種類があります。例えば、大雨による災害のおそれがある場合に発表される「大雨警報」、洪水のおそれがある場合に発表される「洪水警報」、土砂災害のおそれがある場合に発表される「土砂災害警戒情報」などがあります。警報は、テレビやラジオ、インターネット、防災無線など、様々な方法で発表されます。また、近年では、スマートフォン向けの防災アプリを通じて、より迅速かつ的確な情報を受け取ることができるようになっています。警報が発表された際には、決して慌てることなく、まずは落ち着いて情報を確認することが重要です。そして、発表された情報に基づいて、自身の身の安全を確保するために、適切な行動をとるようにしてください。
水害について

大雨注意報を正しく理解して早めの対策を

- 大雨注意報とは大雨注意報とは、その名の通り、大雨に対して注意が必要な際に気象庁が発表する情報です。大雨によって河川の増水や土砂災害、浸水などの災害が発生する可能性が高まった場合に、私たち市民へ注意を促す目的で発表されます。気象庁は、雨の降り方や予想される雨量に応じて、災害への危険度を判断し、注意を呼びかける情報として、注意報、警報、特別警報の三段階で発表します。このうち、大雨注意報は、危険度が最も低い段階です。大雨注意報が発表された段階では、まだ重大な災害が発生しているわけではありません。しかし、この先、大雨が降り続くことで、土砂災害や洪水などの災害が発生する危険性が高まっていることを意味しています。大雨注意報が発表されたら、気象情報や自治体からの避難情報に注意し、身の安全を確保するために、早めの行動を心がけましょう。例えば、ハザードマップを確認して、自宅や職場周辺の危険箇所を確認したり、避難経路を確認したりすることが大切です。
水害について

命を守る津波情報:その役割と重要性

- 津波情報とは地震発生後、私たちの命を守るために非常に重要な情報になるのが「津波情報」です。 この情報は、気象庁が発表するもので、津波の発生状況や予想される被害範囲について具体的に教えてくれます。津波情報には、主に以下の3つの段階があります。1. -大津波警報- 最も危険な段階を示す情報です。 巨大な津波が襲来する可能性が非常に高く、沿岸地域では建物の全壊や浸水など、壊滅的な被害が想定されます。 2. -津波警報- 高い津波が予想される場合に発表されます。 住宅に浸水するほどの津波が押し寄せ、人的被害が発生する危険性も高い状況です。 3. -津波注意報- 比較的低い津波が予想される際に発表されます。 海面が大きく変動し、海岸や河口付近では浸水する危険性があります。 これらの警報に加えて、津波情報では、予想される津波の高さや到達予想時刻、被害が想定される範囲なども詳しく伝えられます。 津波情報は、テレビやラジオ、防災無線、携帯電話の緊急速報メールなど、様々な方法で伝えられますので、常に情報収集に努めましょう。
水害について

地震発生!津波注意報発表時の適切な行動とは?

- 津波注意報とは地震発生後、海面の上昇や下降といった異常な現象が観測され、津波の襲来が予測される場合、気象庁は私たちに危険を知らせるため、津波注意報を発表します。津波注意報は、一刻を争う状況下で、可能な限り迅速に発表されることが重要です。気象庁は、地震発生から約3分以内に津波注意報を出すことを目標としています。特に、日本の近海を震源とする地震の場合、緊急地震速報の技術によって地震の規模や震源の位置が正確かつ迅速に把握できるため、わずか2分以内に津波注意報が発表されることもあります。津波注意報は、地震による揺れの有無に関わらず、津波の危険性があることを私たちに知らせる大切な情報です。テレビやラジオ、防災無線、携帯電話の緊急速報メールなど、様々な手段を通じて津波注意報が発表されますので、常に情報を入手できるよう心掛けましょう。