河川

水害への備え

安心安全を守る水位予測情報

- 指定河川洪水予報とは指定河川洪水予報は、大雨などによって河川の水位が上昇し、洪水の危険性が高まった際に、人々の生命や財産を守るために発表される重要な情報です。 国土交通大臣または都道府県知事が指定した河川を対象に、今後の水位変化を予測して発表します。この予報は、気象庁長官と国土交通大臣または都道府県知事が共同で、対象となる河川ごとに水位または流量を示す形で提供されます。洪水のおそれがあることを事前に知ることで、住民や関係機関は早めの避難や水防活動などの適切な対策を講じることができます。指定河川洪水予報は、大きく分けて「洪水予報」と「洪水警報」の2種類があります。「洪水予報」は、さらに危険度に応じて「氾濫注意情報」、「避難判断水位」、「氾濫危険情報」の3段階に分けられます。「氾濫注意情報」は、河川の水位が上昇し、今後低い土地では浸水のおそれがあることを示します。 「避難判断水位」に到達すると、市町村から高齢者等避難などの発令基準となるため、各自治体の情報に注意が必要です。「氾濫危険情報」は、河川の氾濫危険水位に到達または超過し、浸水などの被害が発生する危険性が非常に高まっていることを示す情報です。この段階では、直ちに命を守るための行動をとる必要があります。「洪水警報」は、「氾濫危険情報」を発表後、状況がさらに悪化し、はん濫などの重大な災害発生のおそれが著しく高まった場合に発表されます。この情報は、すでに重大な災害が発生している、または切迫していることを示しており、最大限の警戒が必要です。指定河川洪水予報は、テレビやラジオ、インターネット、防災無線など、様々な方法で発表されます。日頃から情報を入手する方法を確認し、いざという時に備えておくことが重要です。
水害について

氾濫への備え:知っておきたい水害対策

- 氾濫とは何か氾濫とは、大雨や台風などによって河川や湖沼の水位が急激に上昇し、堤防を超えて水が溢れ出たり、堤防そのものが壊れてしまったりして、周囲に水が流れ出す現象を指します。普段は穏やかな流れの河川も、大雨が続くと水かさが増し、流れが速く、激しさを増します。 増水した水が堤防の高さよりも高くなってしまうと、水が堤防を越えてしまい、周囲に流れ出してしまいます。これが「越水」と呼ばれる現象です。 一方、増水した水の勢いに耐えきれなくなった堤防が決壊してしまうこともあります。これが「破堤」です。 越水も破堤も、住宅や道路の浸水、土砂崩れ、農作物の被害など、私たちの生活に甚大な被害をもたらす深刻な災害です。氾濫が発生する主な原因としては、集中豪雨や台風、融雪による河川の水量増加が挙げられます。近年では、地球温暖化の影響により、これまで以上に激しい雨が降ったり、台風が強大化したりする傾向が見られ、氾濫のリスクは高まっていると言えるでしょう。氾濫から身を守るためには、日頃からハザードマップで自宅周辺の危険区域を確認したり、避難経路を確認したりしておくことが重要です。また、気象情報や河川の水位情報に注意し、早めの避難を心がけましょう。
水害について

突発的な水害!鉄砲水から身を守るには?

- 鉄砲水とは鉄砲水は、集中豪雨などによって川の周辺で急に起こる恐ろしい水の災害です。普段は穏やかな川や用水路でも、大量の雨が短時間に集中して降ると、水位が一気に上がります。そして、まるで鉄砲のように、ものすごい速さと力で、土や木くずなどを巻き込みながら、下流へと流れ出す現象を「鉄砲水」と呼びます。鉄砲水の恐ろしさは、その発生の速さと規模にあります。少し前まで晴れていた場所でも、急に空が暗くなり、激しい雨が降り始めると、あっという間に川の水かさが増え、濁流が押し寄せます。 この急激な変化は、人々に逃げる時間を与えず、大きな被害をもたらす可能性があります。鉄砲水は、山間部や谷間など、周囲を山に囲まれた狭い場所ほど発生しやすく、勾配が急な場所では、流れの速さが増し、破壊力も強まります。 また、都市部でも、アスファルトやコンクリートで覆われた地面は、雨水を吸収しにくいため、下水道などの排水能力を超える雨が降ると、道路が川のようになり、鉄砲水と同じような被害が発生することがあります。鉄砲水から身を守るためには、天気予報や注意報などに注意し、危険を感じたら早めに安全な場所に避難することが大切です。