気象情報

その他

夏の敵「不快指数」とは?

- 不快指数とは日本の夏は高温多湿で過ごしにくい季節です。気温が高いだけでも大変ですが、そこに湿度が加わると、息苦しさやだるさを感じやすくなります。このような「蒸し暑さ」を数値化したものが、不快指数です。不快指数は、気温と湿度の関係から算出されます。一般的に、不快指数が75を超えると約半数の人が不快感を感じ、80を超えるとほとんどの人が不快感を訴えると言われています。不快指数が高い日は、熱中症のリスクも高まります。体温調節機能が低下しやすくなるため、屋外だけでなく、室内でも注意が必要です。こまめな水分補給や適切な冷房の使用など、暑さ対策を心がけましょう。気象情報でその日の不快指数を確認し、自分の体調と合わせて無理のない行動を心がけることが大切です。
水害への備え

防災情報を理解する: 注意報とは?

- 注意報発表の目的注意報は、地域住民の生命や財産を守るための大切な情報伝達手段です。災害が発生する危険性が高まり、いつ発生してもおかしくない状況になった場合に、いち早く住民に危険を知らせ、早めの備えを促すことを目的としています。注意報は、まだ避難が必要なほど切迫した状況ではありません。しかし、今後の天候の変化や災害の進展によっては、より警戒度が高い警報に切り替わる可能性も十分に考えられます。ですから、注意報が出た時点では、まず落ち着いて、テレビやラジオ、インターネット、スマートフォンアプリなどの信頼できる情報源から最新の情報を収集するようにしましょう。そして、収集した情報に基づいて、自宅の周辺や避難経路の状況、家族の安全確保、非常持ち出し品の準備など、状況に応じた行動を起こすことが重要です。日頃から防災意識を高め、注意報が出たら適切に行動することで、いざという時に自分自身と大切な家族を守ることができます。
水害について

天気予報の「所により一時雨」ってどんな雨?

天気予報でよく目にする「所により一時雨」という表現。なんとなく、雨が降ったりやんだりするのかな?という想像はできますが、実際にはどんな雨模様を指す言葉なのでしょうか。今回は、この「所により一時雨」が持つ意味について、具体的に解説していきます。まず、「所により」とは、予報区域の一部地域を指します。つまり、予報区域全体で雨が降るのではなく、一部の地域だけで雨が降る可能性があるということです。そして、「一時」とは、短時間を意味します。気象庁の定義では、1時間以内の短い時間を指す場合が多いようです。つまり、「一時雨」は、数十分から1時間程度の短い時間だけ降る雨と言えるでしょう。まとめると、「所により一時雨」とは、予報区域の一部地域で、数十分から1時間程度の短い時間だけ降る雨ということになります。このような表現が使われる場合は、雨雲の発生が局地的で、広範囲に広がる可能性が低いと予想されます。外出の際は、念のため折り畳み傘などを用意しておくと安心でしょう。
水害について

記録的短時間大雨情報:命を守るための備え

近年、毎年のように発生する豪雨災害により、私たちの生活は大きな影響を受けています。かつては局地的な現象と捉えられていましたが、近年では線状降水帯という言葉が広く知られるようになり、その脅威は全国に及んでいます。線状降水帯は、積乱雲が線状に連なり、同じ場所に長時間、集中的に激しい雨を降らせる現象です。このため、河川の氾濫や土砂災害など、甚大な被害をもたらす可能性があります。地球温暖化の影響により、大気中に含まれる水蒸気量が増加し、豪雨の発生頻度や規模が増大する傾向にあると言われています。いつどこで豪雨に見舞われるかは予測が難しく、日頃からの備えが重要です。まずは、自分が住んでいる地域のハザードマップを確認し、浸水や土砂災害のリスクを把握しましょう。避難場所や避難経路も事前に確認しておくことが大切です。また、非常持ち出し袋の準備も忘れずに行いましょう。食料や水、懐中電灯、携帯ラジオなどの必需品を揃えておくことが重要です。さらに、家族や地域住民との連携も大切です。日頃からコミュニケーションを取り、いざというときに助け合える関係性を築いておくことが大切です。
水害について

線状降水帯から身を守る!

近年、地球の温暖化の影響で、かつて経験したことがないような激しい雨による災害が増加しています。特に、線状に連なって発生する積乱雲は「線状降水帯」と呼ばれ、同じ場所に長い時間、集中的に激しい雨を降らせます。線状降水帯は、河川の氾濫や土砂災害を引き起こす危険性が非常に高いため、注意が必要です。気象情報で「線状降水帯が発生」や「線状降水帯の発生のおそれ」といった情報を見聞きしたら、それは激しい雨による災害が差し迫っているという危険信号です。激しい雨の危険性が高まっていることを認識し、早め早めの行動を心がけましょう。自宅周辺の危険な場所や避難場所を確認する、ハザードマップで自宅周辺の災害リスクを把握しておく、家族との連絡手段を確認しておくなど、事前の備えをしっかりと行いましょう。また、気象情報や自治体からの避難情報に注意し、危険を感じたら、ためらわずに避難することが大切です。自分の身は自分で守るという意識を持ち、日頃から防災意識を高めておくことが、豪雨災害から身を守る上で最も重要です。
水害について

大雨警報を正しく理解し、安全を確保しよう

- 大雨警報とは大雨警報は、読んで字のごとく、大量の雨が降り、私たちの生活に危険が及ぶ可能性があると予想されたときに、気象庁によって発表される警報です。天気予報で耳にする機会も多い言葉ですが、具体的な意味や、警報発令時における適切な行動について、今一度確認しておきましょう。大雨は、時に河川の氾濫や土砂災害を引き起こし、私たちの生活に甚大な被害をもたらすことがあります。大雨警報は、こうした危険な状況をいち早く住民に伝え、早めの避難や安全確保を促すことを目的としています。警報は、「注意報」よりも危険度が高い「警報」、さらに危険度が高い「特別警報」の3段階に分けられます。大雨に関する警報には、「大雨警報」と土砂災害の危険性が高まった際に発表される「土砂災害警戒情報」があります。もし大雨警報が発表された場合は、テレビやラジオ、インターネット、スマートフォンアプリなどで最新の気象情報を確認し、身の安全を最優先に考えた行動をとるように心がけましょう。日頃から避難場所や避難経路を確認しておくことも大切です。また、ハザードマップを活用し、自宅周辺の災害リスクを把握しておくことも重要です。いざというときに落ち着いて行動できるよう、家族や地域と日頃から防災について話し合っておくことをおすすめします。
水害について

大雨注意報を正しく理解して早めの対策を

- 大雨注意報とは大雨注意報とは、その名の通り、大雨に対して注意が必要な際に気象庁が発表する情報です。大雨によって河川の増水や土砂災害、浸水などの災害が発生する可能性が高まった場合に、私たち市民へ注意を促す目的で発表されます。気象庁は、雨の降り方や予想される雨量に応じて、災害への危険度を判断し、注意を呼びかける情報として、注意報、警報、特別警報の三段階で発表します。このうち、大雨注意報は、危険度が最も低い段階です。大雨注意報が発表された段階では、まだ重大な災害が発生しているわけではありません。しかし、この先、大雨が降り続くことで、土砂災害や洪水などの災害が発生する危険性が高まっていることを意味しています。大雨注意報が発表されたら、気象情報や自治体からの避難情報に注意し、身の安全を確保するために、早めの行動を心がけましょう。例えば、ハザードマップを確認して、自宅や職場周辺の危険箇所を確認したり、避難経路を確認したりすることが大切です。
水害について

竜巻注意情報とは?

- 竜巻注意情報とは竜巻注意情報とは、大気の状態が不安定なときに、積乱雲に伴って発生する竜巻やダウンバーストといった激しい突風に対して、注意を呼びかけるために気象庁が発表する情報です。-# 竜巻の脅威竜巻は、積乱雲から渦を巻いて地面に吹き降りてくる突風です。その風速は非常に強く、家屋を破壊したり、車を吹き飛ばしたりするなど、甚大な被害をもたらすことがあります。また、竜巻の中心付近では物が巻き上げられるため、人に当たると大怪我を負う危険性もあります。竜巻は予測が難しく、発生してから短時間で消滅することも多いため、注意が必要です。-# ダウンバーストの脅威ダウンバーストも、積乱雲から吹き降りてくる強い風のことを指します。竜巻ほどの規模ではありませんが、広範囲にわたって強い風が吹き荒れるため、建物や樹木に被害を与えることがあります。また、ダウンバーストに伴って発生する下降気流は、飛行機の離着陸時に大きな影響を与える可能性があります。-# 竜巻注意情報発表時の行動竜巻注意情報が発表された場合は、周囲の状況に注意し、空模様の変化に気を配るようにしましょう。積乱雲が近づいてきたり、雷鳴が聞こえたりする場合は、竜巻やダウンバーストが発生する可能性があります。安全な建物の中に避難し、状況が落ち着くまで様子を見るようにしてください。外出している場合は、頑丈な建物や地下街などに避難しましょう。近くに適切な避難場所がない場合は、物陰に隠れるなどして身を守ってください。