その他 「自分だけは大丈夫」に潜む危険な心理
私たちは、毎日を安心して暮らせるよう、潜在意識下で常に危険を察知し、備えようとしています。しかし、想定外の出来事に遭遇すると、その恐怖から現実を直視できず、「まさか、こんなことが自分の身に起こるはずがない…」と事態を否定してしまうことがあります。これは、私たちが自分自身を守るための、心の防御反応の一つといえます。しかし、この防御反応は、同時に大きな危険を孕んでいることも忘れてはなりません。予期せぬ事態に遭遇した際、この防御反応が働くこと自体は自然なことです。しかし、いつまでも現実を直視せず、問題から目を背け続けていると、適切な行動を取ることが遅れてしまい、被害が拡大する可能性があります。例えば、火災が発生した際に、「まさか、火事になるはずがない」と初期消火を怠ったり、避難が遅れたりするといった事態が考えられます。重要なのは、心の防御反応が働いていることを自覚し、一日も早く現実を受け入れることです。その上で、冷静に状況を判断し、適切な行動を取ることが重要になります。日頃から、防災訓練に参加したり、地域の防災マップを確認したりするなど、いざという時のための備えをしておくことも大切です。
