業務上過失致死傷

犯罪について

運転中の「うっかり」が重大事故に!業務上過失致死傷罪とは?

仕事中は、常に安全に対する意識を持つことが重要です。ほんの少しの注意不足や油断が、取り返しのつかない大きな事故につながりかねません。業務中の事故で、怪我を負わせてしまうことや、最悪の場合、命を落としてしまうことさえあります。このような場合に問われる可能性がある罪の一つに、「業務上過失致死傷罪」があります。業務上過失致死傷罪とは、業務が原因で、過失によって人を死傷させてしまう罪のことを指します。ここでの「業務」とは、仕事の内容はもちろんのこと、会社の指示で移動している最中や、休憩時間なども含まれます。この罪に問われるかどうかは、事故を起こした本人に「過失」があったかどうかが重要なポイントとなります。「過失」とは、注意義務を怠った結果、事故を予見できたにもかかわらず、結果として事故を発生させてしまったことを意味します。例えば、安全確認を怠ったままフォークリフトを運転し、歩行者に衝突してしまった場合などが挙げられます。業務上過失致死傷罪は、安全に対する意識の低さから起こるケースが多いと言えるでしょう。日頃から安全に対する意識を高め、作業手順を遵守することで、事故のリスクを減らすことが重要です。