
命を守る!感染性梗塞の基礎知識
- 感染性梗塞とは感染性梗塞は、体内に侵入した細菌や真菌などの病原体が原因となって血管が詰まり、血液の流れが遮断されることで起こる病気です。その結果、血液が行き渡らなくなった組織は酸素や栄養が不足し、壊死してしまうことがあります。通常、健康な状態であれば、体内に侵入した細菌や真菌は、免疫システムによって排除されます。しかし、病気や加齢、栄養不足などが原因で免疫力が低下していると、細菌や真菌は容易に増殖し、感染性梗塞のリスクが高まります。特に、心臓弁膜症や人工弁置換術を受けた後など、心臓に病気を持つ方は注意が必要です。心臓弁に異常があると、血液の流れが乱れてしまい、細菌が付着しやすくなります。また、人工弁は、体にとって異物であるため、細菌が付着しやすく、感染症のリスクが高まります。感染性梗塞は、命に関わる危険性も高く、早期発見・早期治療が重要です。発熱や倦怠感、息切れ、胸の痛みなどの症状が見られた場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。