
備えあれば憂いなし! 梅雨の季節の防災対策
- 梅雨とは?毎年、カレンダーをめくる手が5月に入ると、何となく気分が重くなる方もいるのではないでしょうか。それはきっと、間もなくやってくる「梅雨」を意識するからかもしれません。梅雨とは、5月から7月にかけて日本列島を覆う、長く続く雨の季節のことです。この時期は、東シナ海付近に「梅雨前線」と呼ばれる停滞前線が居座り、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むことで、雨雲が次々と発生します。そのため、雨や曇りの日が続き、どんよりとした空模様が続きます。空気中に水分が多く含まれるため、湿度が非常に高くなり、じめじめとした蒸し暑さを感じます。この時期は、洗濯物が乾きにくかったり、食べ物が腐りやすくなったりと、私たちの生活にも影響を与えることがあります。しかし、梅雨は決して私たちにとって悪いことばかりではありません。農作物の生育に必要な水を供給してくれる大切な役割も担っています。また、しっとりとした雨は、草木を潤し、緑をより一層鮮やかに彩ります。梅雨の時期に見られるアジサイの花も、雨に濡れて一層美しく輝きを増します。このように、梅雨は日本の四季を彩る風物詩の一つと言えるでしょう。