東日本大震災

制度

3月11日は何の日?できることから始めよう!

毎年3月11日は、栃木県が定めた「とちぎ防災の日」です。2011年3月11日に発生した東日本大震災は、私たちに計り知れない恐怖と、多くの教訓を与えてくれました。未曾有の被害をもたらしたこの震災を、決して風化させてはなりません。栃木県では、この震災を教訓として、県民一人ひとりの防災意識を高め、災害への備えをより確実なものとするため、3月11日を「とちぎ防災の日」と定めました。この日をきっかけに、自分の身を守るための行動について、家族や地域で話し合ってみましょう。また、自宅や職場での家具の固定、非常持ち出し品の準備、避難場所や避難経路の確認など、具体的な防災対策を見直す機会としてください。地震はいつ、どこで起きてもおかしくありません。日頃から防災を意識し、「自助」「共助」「公助」の連携を強化することで、被害を最小限に抑えることができます。いつ起こるかわからない災害から、大切な命と暮らしを守るために、「とちぎ防災の日」を、防災について考える一日としてください。
水害について

防災の基礎知識:痕跡高とは?

巨大な津波が押し寄せると、海岸沿いは一変し、その爪痕が残されます。その象徴的なものが「痕跡高」です。これは、津波が引いた後に、建物や木々、斜面などに残された様々な痕跡の高さを指します。津波が押し寄せると、土砂や瓦礫、海中の生物など、様々なものが巻き上げられ、内陸部まで運ばれます。これらの漂着物は、津波の力によって、建物や木々に打ち付けられ、まるで傷跡のように、その高さを示すのです。時には、建物の壁に残された土砂の跡や、樹皮が剥がれ落ちた部分が、津波のすさまじさを物語ります。また、痕跡高は、津波の規模や被害状況を把握する上で重要な手がかりとなります。痕跡高を調べることで、津波がどの程度の高さまで到達したのか、どの範囲に被害が及んだのかを推測することができます。この情報は、今後の防災対策や、より正確なハザードマップの作成に役立てられます。痕跡高は、過去の津波の脅威を後世に伝えるとともに、未来への教訓を与えてくれる、無言の語り部とも言えるでしょう。
地震について

震災への備え:知っておくべきこと

- 震災とは震災とは、地震の揺れそのものだけを指すのではなく、地震を原因として発生する様々な災害を総称した言葉です。 地震による直接的な被害である、建物の倒壊や地盤の崩壊はもちろんのこと、それらがきっかけとなって発生する火災や津波、土砂災害なども震災に含まれます。日本は、世界的に見ても地震活動が活発な地域に位置しているため、昔から幾度となく大きな震災に見舞われてきました。 記憶に新しいところでは、2011年の東日本大震災は、地震の規模の大きさと、それに伴う津波の被害の甚大さから、日本社会に大きな傷跡を残しました。このように、いつどこで発生するか予測が難しい地震は、私たちの生活にとって大きな脅威となっています。 だからこそ、日頃からの備えを怠らず、いざという時に落ち着いて行動できるよう、知識と心の準備をしておくことが重要です。