救急隊員

けが人へ医療

救える命を守る!JPTECってなに?

日々、様々な事故や災害が発生する中で、一人でも多くの命を救いたいと願う気持ちは皆同じです。特に、事故や災害の発生直後は、適切な処置を迅速に行うことが、傷病者の生死を大きく左右します。一刻を争う緊迫した状況下において、救急隊員や医療従事者の方々は、日々、私たちのために尽力してくれています。このような状況の中、日本の救急医療現場では、「JPTEC」と呼ばれる取り組みが進められており、多くの命を救うための重要な役割を担っています。JPTECは、日本国内で発生しうる、様々な事故や災害に対応できるよう、救急隊員や医療従事者に対して、統一された知識と技術の習得を目指した教育プログラムです。今回は、この「JPTEC」について詳しく解説していくことで、日本の救急医療体制への理解を深めると共に、事故や災害発生時に私たち一人ひとりがどのような行動を取れるのか、改めて考えるきっかけを提供できればと思います。
組織

惨事ストレスと向き合うということ

- 惨事ストレスとは地震や火災、事故といった予想もしなかった災難は、私たちの日常で起こる可能性があります。このような出来事を経験すると、心に深い傷を負い、様々な症状に悩まされることがあります。これが、惨事ストレスと呼ばれるものです。惨事ストレスは、直接被害を受けた人にだけ起こるものではありません。怪我をした人や亡くなった人の家族、友人、そして、救助活動に携わった人なども、同様に強いストレスを感じることがあります。また、ニュースやSNSで惨事の様子を繰り返し目にすることでも、心が不安定になり、ストレスを抱えてしまうことがあります。惨事ストレスは、決して特別な人がなるものではなく、誰にでも起こりうる自然な反応です。ですから、もしあなたが惨事ストレスに苦しんでいるなら、自分を責める必要は全くありません。大切なのは、一人で抱え込まずに、周りの人に相談したり、専門機関に助けを求めることです。家族や友人、職場の同僚など、信頼できる人に今の気持ちを打ち明けてみましょう。また、医療機関や相談窓口なども、あなたの力になってくれるでしょう。惨事ストレスから回復するには、時間が必要です。焦らず、ゆっくりと、ご自身のペースで心の傷を癒やしていきましょう。