
災害時の暮らしの支え:応急仮設住宅とは
地震や津波といった想像を絶する大きな災害に見舞われた時、多くの人が住む家を失ってしまうという大変な事態に直面します。家全体が倒壊したり、津波によって家が水に浸かってしまったりすることで、それまで暮らしていた家に帰ることができなくなってしまうのです。このような状況の中、被災された方々が一日も早く元の生活を取り戻せるよう、そして安心して暮らせるようにと用意されるのが応急仮設住宅です。応急仮設住宅は、被災者の皆さんが安心して生活できるよう、水道や電気などのライフラインが整備され、プライバシーにも配慮した造りとなっています。また、仮設住宅の建設地は、できる限り元の住居に近い場所や、生活に必要な施設が整っている場所が選ばれます。応急仮設住宅はあくまで一時的な住まいであり、被災者の皆さんが一日も早く恒久的な住まいに移り住めるよう、行政による住宅再建支援策も同時に進められます。災害はいつ私たちを襲うかわかりません。日頃から防災意識を高め、いざという時に備えておくことが大切です。