けが人へ医療 心拍再開:救命率向上への鍵
- 心拍再開とは心臓が止まってしまい、血液を全身に送ることができなくなった状態、つまり心肺停止の状態から、再び心臓が動き出すことを心拍再開といいます。心臓は、全身に血液を送るポンプのような役割を担っています。この心臓が止まってしまうと、血液は体の中を巡ることができなくなり、酸素や栄養が体の隅々まで行き渡らなくなります。心肺停止の状態では、すぐに心臓を再び動かすための処置が必要となります。医療現場では、胸骨圧迫や人工呼吸などの心肺蘇生が行われます。そして、これらの処置によって心臓が再び動き出すことを、心拍再開と呼ぶのです。心拍再開を判断する際には、首筋や腕の付け根などにある動脈を触って、脈拍を確認します。脈拍が確認できた場合、心臓が再び血液を送り出し始めたと判断できます。これは、心肺蘇生が成功したことを示す重要なサインであり、患者さんの命を救うための大きな一歩となります。
