
土砂災害から身を守るために
- 土砂災害とは土砂災害とは、大雨や地震、火山の噴火などがきっかけで、土砂が崩れ落ちたり、流れ出したりする災害のことを指します。私たちの身の回りにある山や崖、斜面など、土砂がある場所では、どこでも発生する可能性があります。土砂災害には、いくつかの種類があります。例えば、山の斜面の一部が一気に崩れ落ちる「がけ崩れ」は、被害が大きくなることが多く、特に警戒が必要です。また、大量の土砂や岩石が水と混ざり合い、一気に流れ出す「土石流災害」も、非常に危険な土砂災害の一つです。土石流は、時速数十キロメートルという速さで流れ落ちることもあり、その破壊力は計り知れません。さらに、斜面がゆっくりと時間をかけて動く「地すべり」は、被害が発生するまでに時間的な猶予がある場合もありますが、住宅地全体が被害を受けるなど、広範囲にわたる被害をもたらす可能性があります。近年、地球温暖化の影響により、短時間に大量の雨が降る集中豪雨が頻発しており、土砂災害のリスクはますます高まっています。土砂災害から身を守るためには、日頃からハザードマップで危険な場所を確認したり、気象情報に注意して早めの避難を心がけたりするなど、一人ひとりが防災意識を高めることが重要です。