
安全・安心な街づくり:東京都の条例とは
- 条例制定の背景近年、都市部において、犯罪が増加し、その手口も凶悪化する傾向が見られ、社会問題となっています。これは我が国の首都である東京においても例外ではありません。これまで東京都は、警視庁の活動強化や防犯カメラの設置など、様々な対策を講じてきました。しかし、凶悪化する犯罪から都民を守るためには、既存の施策に加えて、より効果的な対策を打ち出し、安全で安心できる暮らしを守っていく必要がありました。そこで、都民一人ひとりが安全を意識し、地域全体で犯罪を防止する体制を構築するため、『東京都安全・安心まちづくり条例』が制定されました。この条例は、都民、事業者、そして東京都がそれぞれ防犯に対する役割を明確化し、相互に連携しながら、犯罪を抑止し、安全で安心できる街づくりを推進することを目的としています。