子どもの安全

犯罪への備え

地域安全マップで子どもの安全を

- 地域安全マップとは地域安全マップとは、子どもたちが安心して暮らせる街を目指して、子どもたち自身の手で作る地図のことを指します。-# マップの作成方法子どもたちは、まず自分たちが毎日使う通学路や公園など、身近な場所を地図に書き込んでいきます。そして、その場所が危険か安全かを判断し、それぞれの場所にマークをしていきます。危険な場所の例としては、次のような場所が挙げられます。* 人通りが少なく、昼間でも薄暗い道* 車の往来が激しく、見通しの悪い交差点* 人目につきにくく、過去に不審者が出たと噂される場所一方、安全な場所には、次のような場所が考えられます。* 警察官が常駐している交番* 困ったときに助けを求めることができる、地域の人々が協力してくれている「子ども110番の家」* 夜間でも明るく、周囲を照らしてくれる街灯このように、子どもたちが自分たちの目で危険な場所と安全な場所を見分けることで、防犯意識を高めるだけでなく、地域全体で子どもを守る環境作りに繋がっていきます。
犯罪への備え

子どもの安全を守るハインリッヒの法則

- 重大事件発生の背景アメリカ人の技師ハインリッヒ氏が提唱した『ハインリッヒの法則』をご存知でしょうか。これは、仕事中の事故の起こり方を分析したもので、重大な事故が起こる背景には、たくさんの小さな事故や危うく事故になりかけた場面があるということを示しています。具体的には、大きな事故が一つ起きると、その裏では29件もの小さな事故が起こっており、さらには、事故には至らなかったものの、300件ものヒヤリとした経験があったというのです。例えば、工場で機械に巻き込まれる大きな事故が起こったとします。この時、その前には、機械の調子が悪く、異音がしていたり、部品が少しだけ外れかけていたりするなどの小さな事故がいくつか起きていたかもしれません。また、作業員が機械に近づきすぎて、危うく接触しそうになった、なんていうヒヤリとする場面も、何度も繰り返されていたかもしれません。この法則は、仕事中の事故だけでなく、病院での医療ミスや、車による交通事故など、様々な事故に当てはまるものとして広く知られています。つまり、重大な事件や事故を防ぐためには、小さなミスや危険な兆候を見逃さず、早めに対策を講じることが重要なのです。
犯罪への備え

子どもを守る!防犯マップを作ろう

- 防犯マップとは防犯マップとは、私たちが普段生活している地域や、子どもたちが通学する道など、身近な場所の安全性を確認し、危険な場所を視覚的に把握するために作る地図のことです。毎日のように何気なく通っている道でも、街灯の数が少なかったり、建物の配置などによって見通しが悪かったり、人通りが少ないなど、実は危険が潜んでいる可能性があります。防犯マップを作る際には、実際に地域を歩きながら、危険だと感じる場所を地図上にマークしていきます。例えば、街灯が少ない場所には青いマーク、見通しが悪い場所には赤いマーク、人通りが少ない場所には黄色のマークをつけるといったように、色分けすることで、どのような危険が潜んでいるのかが一目でわかるようになります。完成した防犯マップは、家族や地域住民と共有することで、防犯意識の向上に役立ちます。特に、子どもたちには、危険な場所を具体的に示すことで、危険を回避するための行動を教え、安全を確保することができます。防犯マップ作りを通して、自分たちの住む街の安全について改めて考え、地域全体で防犯対策に取り組むきっかけとなることが期待されます。