
冬の急変に備えよう:しゅう雪の知識
- しゅう雪とはしゅう雪とは、積乱雲や雄大積雲といった、空気が上昇することで発生する雲から降ってくる雪のことを指します。これらの雲は、大気が不安定な状態、つまり上空と地上の気温差が大きく、湿った空気が上昇しやすい状態の時に発生しやすくなります。しゅう雪の特徴は、その降り方にあります。積乱雲や雄大積雲は短時間で発達し、強い雨や雪を降らせ、その後すぐに消えてしまうという特徴があります。そのため、しゅう雪は、降ったり止んだりを繰り返したり、急に降り方が強まったりするなど、変化が激しいことが特徴です。このような急な天候の変化は、交通の妨げになるだけでなく、雪崩などの危険も高まります。しゅう雪は、冬から春にかけて、気温が上がりやすく、大気が不安定になりやすい時期によく見られます。特に、日本海側では、湿った空気が山脈にぶつかることで積乱雲が発生しやすく、しゅう雪による被害が出やすい地域と言えます。しゅう雪の予測は難しいですが、天気予報などで最新の情報をこまめに確認し、急な天候の変化に備えることが大切です。