大雪

水害について

冬の急変に備えよう:しゅう雪の知識

- しゅう雪とはしゅう雪とは、積乱雲や雄大積雲といった、空気が上昇することで発生する雲から降ってくる雪のことを指します。これらの雲は、大気が不安定な状態、つまり上空と地上の気温差が大きく、湿った空気が上昇しやすい状態の時に発生しやすくなります。しゅう雪の特徴は、その降り方にあります。積乱雲や雄大積雲は短時間で発達し、強い雨や雪を降らせ、その後すぐに消えてしまうという特徴があります。そのため、しゅう雪は、降ったり止んだりを繰り返したり、急に降り方が強まったりするなど、変化が激しいことが特徴です。このような急な天候の変化は、交通の妨げになるだけでなく、雪崩などの危険も高まります。しゅう雪は、冬から春にかけて、気温が上がりやすく、大気が不安定になりやすい時期によく見られます。特に、日本海側では、湿った空気が山脈にぶつかることで積乱雲が発生しやすく、しゅう雪による被害が出やすい地域と言えます。しゅう雪の予測は難しいですが、天気予報などで最新の情報をこまめに確認し、急な天候の変化に備えることが大切です。
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防災の視点から考える豪雪への備え

- 豪雪とは何か豪雪とは、ただ雪がたくさん降るという現象を超えて、私たちの日常生活や社会全体に大きな影響を及ぼす災害を引き起こすほどの雪のことを指します。普段雪に慣れている地域でも、交通機関が麻痺したり、物流が滞って食料品や燃料の供給が難しくなったりするなど、私たちの生活に様々な支障がでてしまいます。また、雪の重みで家が倒壊したり、雪崩が発生して人命が失われるなど、豪雪は時に人命に関わる深刻な災害を引き起こすこともあります。気象庁では、過去の記録的な大雪現象を「昭和38年1月豪雪」や「平成18年豪雪」のように、具体的な年号を付けて呼称し、過去の豪雪災害の教訓を後世に伝えています。