組織 緊急消防援助隊:広域災害に備える精鋭部隊
1995年1月17日午前5時46分、兵庫県南部を震源とするマグニチュード7.3の大地震が発生しました。この地震は、後に阪神・淡路大震災と呼ばれる、戦後日本で初めて都市部を襲った大災害となりました。地震の激しい揺れにより、家屋やビルが倒壊し、一瞬にして街は瓦礫の山と化しました。火災も各地で発生し、被害は拡大する一方でした。この未曾有の事態に対し、地元の消防隊員たちは懸命な救助活動にあたりましたが、被害の規模があまりにも大きく、とても対応しきれるものではありませんでした。さらに、道路の崩壊や渋滞により、他の地域からの応援も遅れてしまいました。この震災は、日本の防災体制が広域災害に十分対応できていないことを露呈する結果となりました。これを教訓に、国は消防組織法を改正し、大規模災害時には全国の消防機関が協力して活動できる体制を整備しました。また、緊急時の情報伝達手段の強化や、国民への防災意識の向上など、様々な取り組みが進められています。
