けが人へ医療 多発外傷:生死を分ける重症度の高い外傷
私たちの体は、頭と首、胸、お腹、骨盤、そして腕や足といったように、いくつかの部分に分けて考えることができます。交通事故などで強い衝撃を受けると、これらの複数の場所に同時に重い怪我をしてしまうことがあります。このような、複数の部位に及ぶ深刻な怪我のことを「多発外傷」と呼びます。例えば、車に乗っていて事故に遭い、頭を強く打ち付けてしまったとしましょう。同時に、足の骨も折れてしまったとします。この場合、頭の怪我だけでも、足の骨折だけでも、入院が必要な重症となる可能性があります。しかし、多発外傷では、それぞれの怪我に加えて、複数の怪我による影響が重なり合い、さらに命の危険が高まってしまうのです。多発外傷は、交通事故だけでなく、高いところからの落下や、激しいスポーツなどでも起こる可能性があります。複数の部位に強い衝撃が加わるような場合には、特に注意が必要です。もしもの場合は、速やかに救急車を呼ぶなどして、適切な処置を受けるようにしましょう。
