基地局

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身近にある電波の塔:携帯電話基地局の役割

- 街中でよく見かける、あの設備街を歩いていると、電柱やビルの屋上、マンションの壁面などで、四角い箱が集まったような設備を見かけることがありますよね。あの設備こそが、携帯電話基地局です。携帯電話基地局は、言わば、私たちの身近にある電波の塔です。普段何気なく使っている携帯電話やPHSといった、電波を使って音声やデータを送受信する無線通信端末と直接交信し、情報のやり取りを仲介する役割を担っています。基地局から送信された電波は、携帯電話などの端末に届き、逆に端末から送信された電波は基地局で受信されます。そして、基地局同士が電波で繋がることによって、広い範囲で通話やインターネット接続が可能になるのです。もし、この基地局が無ければ、私たちは携帯電話で通話したり、インターネットに接続したりすることができません。携帯電話基地局は、現代社会のコミュニケーションを支える重要なインフラストラクチャーと言えるでしょう。
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災害時の頼れる味方!移動系回線の基礎知識

- 移動系回線とは?移動系回線とは、電波を用いて音声やデータの送受信を行う通信網のことです。普段私たちが何気なく使っている携帯電話やスマートフォンはこの移動系回線を通じて、家族や友人との会話やインターネットを楽しんでいます。従来の固定電話は、電柱や建物に張り巡らせたケーブルを通じて通信を行っていましたが、移動系回線では電波を使うため、場所を選ばずに利用できるという大きなメリットがあります。この特徴は、災害時において特に重要となります。大地震や台風などの災害が発生すると、固定電話回線はケーブルの断線や停電の影響を受けやすく、通信が途絶えてしまうケースも少なくありません。一方、移動系回線は電波を用いるため、一部の基地局が被害を受けた場合でも、他の基地局がカバーすることで通信を確保できる可能性が高いのです。このように、移動系回線は災害時における重要なライフラインの一つとして、その役割がますます高まっています。