地震学

地震について

知っておきたい地震の謎:異常震域とは?

日々ニュースなどで地震の情報を目にしますが、「マグニチュード」と「震度」の違いを正しく理解しているでしょうか?地震が発生すると、その規模を示す「マグニチュード」と、ある地点での揺れの強さを示す「震度」が発表されます。マグニチュードは、地震自体が持つエネルギーの大きさを表す尺度です。マグニチュードが1増えると、地震のエネルギーは約32倍、2増えると約1000倍にもなります。つまり、マグニチュードが大きくなるほど、地震の規模は飛躍的に増大します。一方、震度は、ある地点における地震の揺れの強さを表します。震度は、震源からの距離や地盤の状況によって異なります。同じ地震であっても、震源に近い場所ほど震度は大きくなり、遠い場所ほど小さくなります。また、軟弱な地盤の場所では、硬い地盤の場所よりも震度が大きくなる傾向があります。地震のニュースを正しく理解し、身の安全を守るためには、マグニチュードと震度の違いを理解しておくことが重要です。
地震について

地震の破壊源、震源域とは?

私たちの住む地球の表面は、プレートと呼ばれる巨大な岩盤で覆われています。地球全体の表面を覆うこのプレートは、十数枚に分かれており、それぞれの方向にゆっくりと移動しています。まるで巨大なパズルのように組み合わさったプレートですが、その境界付近では常に押し合い、巨大な力が加わっています。このプレート同士の押し合いが限界を超えると、地下深くの岩盤が破壊され、これが地震の発生原因となります。地震は、地下深くの岩盤が破壊される際に発生する振動が、地表にまで伝わってくる現象です。この岩盤が破壊された最初の地点を震源と呼び、震源の真上にあたる地表の地点を震央と呼びます。地震の規模は、マグニチュードという数値で表されます。マグニチュードが大きくなるほど、地震のエネルギーは大きくなり、被害も甚大になる傾向があります。地震は、いつどこで発生するかわからない自然現象です。日頃から地震への備えをしておくことが重要です。