
地震調査研究推進本部:地震の脅威に備える
- 地震調査研究推進本部とは1995年1月に発生した阪神・淡路大震災は、未曾有の被害をもたらし、地震に対する備えの重要性を改めて認識させました。この経験を教訓に、同年7月、地震に関する調査研究を一元的に推進するための機関として、地震調査研究推進本部が設置されました。地震調査研究推進本部は、内閣府に設置され、関係省庁や研究機関と連携しながら、地震に関する様々な調査研究を総合的に推進し、その成果を社会に還元することを目的としています。具体的には、日本全国の活断層の調査や、地震発生のメカニズムの解明、地震による ground motionの予測、被害想定など、多岐にわたる研究に取り組んでいます。地震調査研究推進本部の活動は、地震による被害を最小限に抑えるために不可欠です。地震発生の予測は現在の科学技術では困難ですが、地震調査研究推進本部が積み重ねてきた研究成果は、地震発生確率の高い地域を特定したり、建物の耐震基準の策定などに役立てられています。また、地震に関する情報発信にも力を入れており、国民一人ひとりが地震への備えを強化するための一助となっています。