地震

組織

地震調査研究推進本部:地震の脅威に備える

- 地震調査研究推進本部とは1995年1月に発生した阪神・淡路大震災は、未曾有の被害をもたらし、地震に対する備えの重要性を改めて認識させました。この経験を教訓に、同年7月、地震に関する調査研究を一元的に推進するための機関として、地震調査研究推進本部が設置されました。地震調査研究推進本部は、内閣府に設置され、関係省庁や研究機関と連携しながら、地震に関する様々な調査研究を総合的に推進し、その成果を社会に還元することを目的としています。具体的には、日本全国の活断層の調査や、地震発生のメカニズムの解明、地震による ground motionの予測、被害想定など、多岐にわたる研究に取り組んでいます。地震調査研究推進本部の活動は、地震による被害を最小限に抑えるために不可欠です。地震発生の予測は現在の科学技術では困難ですが、地震調査研究推進本部が積み重ねてきた研究成果は、地震発生確率の高い地域を特定したり、建物の耐震基準の策定などに役立てられています。また、地震に関する情報発信にも力を入れており、国民一人ひとりが地震への備えを強化するための一助となっています。
その他

自然災害と私たちの備え

- 自然災害とは自然災害とは、地震や台風、豪雨など、自然現象によって引き起こされる災害のことです。私たちの暮らしは自然の恵みの上に成り立っていますが、ひとたび自然の力が猛威を振るえば、私たちの生活に大きな影響を与え、深刻な被害をもたらすことがあります。時には、尊い命が奪われたり、家や財産が失われたりするなど、取り返しのつかない事態になることもあります。近年、地球温暖化の影響などにより、世界各地で異常気象が発生しやすくなっています。巨大な台風や集中豪雨の発生件数が増加しており、それに伴い、洪水や土砂災害などの被害も増加傾向にあります。また、大地震の発生予測も難しい状況であり、いつどこで大きな地震が発生してもおかしくありません。このように、自然災害はいつ、どこで、どのくらいの規模で発生するのか予測が難しいという特徴があります。自然災害から身を守るためには、私たち一人ひとりが日頃から防災意識を高め、備えを万全にしておくことが重要です。具体的には、住んでいる地域のハザードマップを確認し、自宅周辺の危険な場所や避難場所などを把握しておくことが大切です。また、非常持ち出し袋の準備や家具の固定など、いざという時に備えた対策も必要です。さらに、家族や地域住民と協力し、避難訓練に参加するなど、日頃から防災に関する知識や行動を共有しておくことも大切です。
その他

備えあれば憂いなし!天災から身を守る知識

- 天災とは何か天災とは、地震や津波、台風、洪水、落雷、噴火など、自然現象によって引き起こされる災害のことです。私たちの暮らす地球上で、自然は時に計り知れないエネルギーを放出し、私たちの生活に大きな影響を与えることがあります。これが天災であり、私たちの生命や財産を奪ってしまうこともある恐ろしいものです。例えば、地震は大地が大きく揺れ、建物が倒壊したり、地盤が崩れたりするなど、甚大な被害をもたらします。また、地震によって発生する津波は、海岸線に押し寄せ、家屋や街を飲み込みます。台風は、強風や豪雨をもたらし、洪水や土砂災害を引き起こす原因となります。現代の科学技術をもってしても、これらの天災の発生を完全に予測することは難しいのが現状です。私たちは常に天災のリスクと隣り合わせに生きていると言えるでしょう。だからこそ、日頃から天災への備えを怠らず、いざという時に落ち着いて行動できるよう、心構えをしておくことが大切です。
水害への備え

いざという時の備えに:収容避難所とは?

- 収容避難所の役割収容避難所は、地震や台風などの自然災害、あるいは大規模な事故などが発生し、私たちの生活に危険が迫った際に、安全を確保するために一時的に身を寄せることができる施設です。自宅での生活が困難になった被災者を一時的に受け入れ、安全な場所を提供することで、命を守ることが収容避難所の大きな役割です。災害の規模や種類によっては、収容避難所での生活は数時間から数週間、場合によっては数ヶ月に及ぶこともあります。避難生活が長期化するにつれて、食料や水、毛布などの生活必需品の不足、衛生状態の悪化、プライバシーの確保の難しさなど、様々な問題が生じることがあります。収容避難所は、単に被災者の方々に安全な場所を提供するだけでなく、これらの問題をできる限り軽減し、安心して避難生活を送ることができるよう、様々な取り組みを行っています。例えば、食料や水の供給、トイレや入浴施設の設置、医療サービスの提供、情報提供などです。また、プライバシー保護の観点から、可能な限りパーテーションを設置するなどの配慮も求められます。災害はいつ、どこで発生するか分かりません。いざという時に備え、自宅周辺の収容避難所の場所や連絡先を確認しておくことはもちろん、避難生活における注意点などを事前に理解しておくことが大切です。
水害について

脅威!大津波から身を守る術

- 大津波とは大津波とは、まさにその名の通り、巨大な津波を指します。津波は、地震や海底火山の噴火など、地球の表面を構成するプレートに急激な変動が起こることで発生する、非常に長い波のことです。この波長の長さが、津波の恐ろしさを物語っています。普段私たちが海辺で見る波は、海岸に近づくと波の先端が崩れて白い泡になります。しかし、津波は波長が非常に長いため、海岸に到達するまでそのエネルギーを保ったまま進み続けます。そして、陸地に到達すると、巨大な水の壁となって一気に押し寄せます。津波の破壊力は計り知れません。建物はまるで玩具のように破壊され、車や船などは軽々と持ち上げられてしまいます。また、津波は繰り返し襲ってくるという点も恐ろしいところです。第一波が去った後も、第二波、第三波と襲ってくることがあり、油断は禁物です。大津波は、私たちの想像をはるかに超える自然災害です。日頃から防災意識を高め、いざという時のための備えをしておくことが大切です。
水害について

地震による津波とその脅威

- 津波の発生原因津波は、海で発生する巨大な波です。その破壊力は凄まじく、沿岸地域に甚大な被害をもたらすことがあります。津波を引き起こす原因はいくつかありますが、最も多いのは海底で起こる大規模な地殻変動です。地殻変動の中でも、特に海溝型地震は津波の発生と密接に関係しています。地球の表面はプレートと呼ばれる巨大な岩盤で覆われていますが、海溝型地震は、海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込む場所で発生します。この時、海洋プレートの動きによって海底が大きく隆起したり、逆に沈降したりすることで、膨大な量の海水が押し上げられ、津波が発生します。地震以外にも、海底火山の噴火や、海底地すべりなども津波を引き起こす可能性があります。これらの現象によっても、海底地形が大きく変化し、その影響で津波が発生することがあります。このように、津波は海底で発生する様々な現象が引き金となって発生します。津波の発生メカニズムを理解し、日頃から防災意識を高めておくことが大切です。
水害について

想定外の速さ!迫り来る脅威、近地津波とは

私達が生活する陸地から比較的近い、600キロメートル以内の海底で地震が起きると、「近地津波」が発生することがあります。この近地津波は、地震の規模の大小に関わらず発生する可能性があり、時として大きな被害をもたらします。海底で地震が発生すると、海底の地盤が大きく隆起したり沈降したりすることがあります。この海底の急激な変化によって、周囲の海水が大きくかき混ぜられ、波として四方八方に広がっていきます。これが津波の発生メカニズムです。地震の規模が大きければ、当然津波も大きくなる傾向にありますが、海底の地形や地震の発生メカニズムによっては、比較的小さな地震でも大きな津波が発生することがあります。そのため、たとえ規模が小さくても、海底で地震が発生したという情報には注意が必要です。特に、沿岸地域に住んでいる人々は、日頃から津波への備えをしておくことが重要です。津波ハザードマップを確認し、避難経路や避難場所を把握しておくことはもちろん、家族や地域で津波発生時の行動について話し合っておくことも大切です。
水害について

土砂災害から身を守るために

- 土砂災害とは土砂災害とは、大雨や地震、火山の噴火などがきっかけで、土砂が崩れ落ちたり、流れ出したりする災害のことを指します。私たちの身の回りにある山や崖、斜面など、土砂がある場所では、どこでも発生する可能性があります。土砂災害には、いくつかの種類があります。例えば、山の斜面の一部が一気に崩れ落ちる「がけ崩れ」は、被害が大きくなることが多く、特に警戒が必要です。また、大量の土砂や岩石が水と混ざり合い、一気に流れ出す「土石流災害」も、非常に危険な土砂災害の一つです。土石流は、時速数十キロメートルという速さで流れ落ちることもあり、その破壊力は計り知れません。さらに、斜面がゆっくりと時間をかけて動く「地すべり」は、被害が発生するまでに時間的な猶予がある場合もありますが、住宅地全体が被害を受けるなど、広範囲にわたる被害をもたらす可能性があります。近年、地球温暖化の影響により、短時間に大量の雨が降る集中豪雨が頻発しており、土砂災害のリスクはますます高まっています。土砂災害から身を守るためには、日頃からハザードマップで危険な場所を確認したり、気象情報に注意して早めの避難を心がけたりするなど、一人ひとりが防災意識を高めることが重要です。
水害について

津波の発生源:波源域を理解する

地球内部深くで蓄積されたエネルギーが解放される現象、それが地震です。このエネルギーは、時に海底に大きな変動をもたらし、巨大な波を生み出すことがあります。これが津波です。津波は、地震の規模や種類、海底の地形、震源の深さなど、様々な要因によって発生します。地震の規模が大きく、海底の地殻変動が大きいほど、発生する津波の規模も大きくなります。また、海底火山の噴火や海底地すべりによっても津波が発生することがあります。津波の発生源となる場所を理解することは、津波のメカニズムを解明し、防災対策を講じる上で非常に重要です。地震発生時には、気象庁などから津波に関する情報が発表されますので、速やかに情報を入手し、適切な行動をとるようにしましょう。津波は、その発生から沿岸に到達するまでに時間的な猶予がある場合もあれば、わずか数分で到達する場合もあります。日頃から、津波が発生した場合の避難経路や避難場所を確認しておくことが大切です。
水害について

遠方からの脅威:遠地津波とは

- 遠くの地で発生する津波「遠地津波」という言葉、耳にしたことはありますか?これは、文字通り遠く離れた場所で発生した地震が引き起こす津波のことです。具体的には、日本の海岸線から600キロメートル以上離れた海域で起きた地震が原因となる津波を指します。想像してみてください。日本の海岸で、穏やかな波音を聞きながら心地よい時間を過ごしているとします。青い空、白い砂浜、どこまでも続く水平線。そこに突如として、はるか遠くの海で起きた巨大地震の影響が、津波となって押し寄せるのです。津波は海面を進む波で、地震のエネルギーを吸収し、非常に速い速度で広がっていきます。そして、何時間もかけて日本の沿岸に到達することがあります。遠くで発生した地震だからといって、決して安心はできません。遠地津波は、発生から到達まで時間的な猶予がある点が特徴です。この時間を利用して、正確な情報を入手し、適切な避難行動をとることが重要となります。
地震への備え

防災地図を活用して災害に備えよう

- 防災地図とは防災地図とは、地震や洪水、土砂崩れといった自然災害が起こった際に、どの地域がどのような被害を受ける可能性があるのかを、地図上に分かりやすく示したものです。災害危険予測図やハザードマップとも呼ばれます。防災地図は、私たちが安全に暮らしていく上で欠かせない情報源です。自分の住んでいる地域には、どのような危険が潜んでいるのか、いざという時に安全な場所はどこなのか、避難経路はどうなっているのかなど、防災地図を見ることで、災害に対する備えを具体的に進めることができます。例えば、洪水が発生しやすい地域では、浸水の深さや範囲が色分けされて表示されます。また、地震発生時の想定震度や、土砂災害警戒区域、津波の浸水予想区域なども確認することができます。さらに、避難場所や医療機関の位置、防災行政無線や公衆電話の設置場所といった、いざという時に役立つ情報も掲載されています。防災地図は、国や自治体のホームページで公開されているほか、役所などで配布されている場合もあります。また、近年では、スマートフォンアプリで手軽に見ることができるものも増えています。自分の住んでいる地域や、職場、学校の周辺の防災地図を入手し、日頃から災害に備えましょう。
地震への備え

帰宅困難者とは?~大規模災害時のリスクと対策~

- 帰宅困難者とは大地震などの広範囲に影響を及ぼす災害が発生した際、公共交通機関がストップしてしまうことで、自宅まで歩いて帰ることが難しくなる人のことを、「帰宅困難者」と呼びます。 都市部では、オフィス街に職場や学校が集中しており、郊外に自宅がある人が多く見られます。そのため、災害が起こると、多くの人が同時に帰宅しようと殺到し、大混乱が生じやすくなります。このような事態に備え、国や地方自治体は、帰宅困難者対策を推進しています。 例えば、企業に対しては、従業員を一定期間、会社などに留め置く「一時滞在施設」の確保や、食料や水などの備蓄を義務付けています。 また、各自治体では、帰宅困難者の一時的な避難場所として、学校や公民館などを開放する計画を立てています。一人ひとりが、大規模災害時に帰宅困難者になる可能性を認識し、日頃から備えをしておくことが重要です。 具体的には、会社や自宅周辺の災害時の危険箇所や避難場所を確認しておく、非常食や飲料水、懐中電灯などを準備しておく、家族との連絡手段を確保しておくなどの対策が必要です。 また、災害発生時には、慌てずに正確な情報を入手し、落ち着いて行動することが大切です。
地震への備え

大震災発生時、あなたを守る帰宅支援マップとは?

- 帰宅支援マップとは大地震などの災害が起こると、普段利用している電車やバスなどの公共交通機関が止まってしまうことがあります。このような状況下で、自宅まで安全に歩いて帰れるようにと作られたのが「帰宅支援マップ」です。この地図には、職場や外出先から自宅までの道のりが示されており、距離や徒歩でかかる時間の目安が分かります。また、安全に歩くために注意すべき情報も掲載されています。例えば、建物が倒壊する危険性が高い区域や、火災が発生した際に延焼しやすい区域などが分かりやすく表示されています。さらに、帰宅支援マップには、災害時に役立つ施設の情報も載っています。例えば、近くの避難場所や医療機関、そして、飲み水を得られる給水ポイントなども確認できます。いざという時に慌てずに済むよう、普段から自宅や職場周辺の帰宅支援マップを確認しておきましょう。 また、家族で地図を見ながら、災害時の安全な帰宅経路について話し合っておくことも大切です。
地震への備え

緊急地震速報で命を守る!

いつ襲ってくるか分からない恐怖、それが地震です。大きな地震に見舞われれば、私たちの暮らしは大きな打撃を受けます。家屋が倒壊し、道路が寸断され、電気、ガス、水道といったライフラインも止まってしまうかもしれません。しかし、もしも、大きな揺れが来る前に、わずかな時間でも事前に知る術があればどうでしょうか。家具を押さえたり、安全な場所に移動したり、とっさにできることが増え、被害を減らせる可能性が高まります。そこで頼りになるのが「緊急地震速報」です。緊急地震速報とは、地震が発生した直後に、地震の揺れが伝わるよりも速く、地震の規模や震源地を推定し、強い揺れが来ることを知らせてくれるシステムです。気象庁が配信するこの情報により、私たちは貴重な数秒から数十秒の時間を得ることができます。このわずかな時間が、命を守る行動、被害を最小限に抑える行動につながるのです。緊急地震速報は、テレビやラジオ、携帯電話など、様々な手段で伝えられます。いざというときに備え、日頃から緊急地震速報の内容や、情報を受信した際の適切な行動について確認しておくことが大切です。
地震への備え

津波地震早期検知網:津波から命を守る

- 地震発生時の津波予測地震発生後、津波が来るかどうかをいち早く知ることは、私たちの命を守る上で極めて重要です。 海の底で大きな地震が起こると、その衝撃が海水に伝わって巨大な波となり、陸地を襲うことがあります。これが津波です。津波は、その巨大なエネルギーによって、家屋や建物、道路や橋などを破壊し、沿岸部に甚大な被害をもたらす可能性があります。過去にも、多くの尊い命が津波によって奪われてきました。そのため、地震発生後、できる限り早く津波の発生を予測し、人々に警告を発することが求められます。気象庁では、地震発生後、津波の発生のおそれがある場合、「津波警報」や「津波注意報」を発表し、人々に避難を呼びかけています。 これらの情報は、テレビやラジオ、防災無線などを通じて伝えられます。また、近年では、携帯電話へ緊急速報メールが配信されるため、より迅速に情報を受け取ることができます。地震発生時には、まず身の安全を確保し、その後、津波に関する情報に注意するようにしてください。もし、津波警報や津波注意報が発表された場合は、速やかに海岸から離れ、高台や指定された避難場所へ避難することが重要です。 津波は繰り返し襲ってくることがあるため、警報や注意報が解除されるまで、決して海岸へ近づかないように注意しましょう。
地震への備え

いざという時の備えに!緊急速報メールとは?

- 緊急速報メールの概要緊急速報メールは、地震や津波、豪雨など、人々の生命や財産に危険を及ぼす可能性のある災害が発生した際に、迅速に情報を伝えるための重要な手段です。携帯電話会社は、気象庁や都道府県、市町村などの地方公共団体から発表される緊急の情報を受信すると、その情報が対象となる地域にいる人々の携帯電話に対して、一斉にメールで配信します。このメールは、携帯電話の電源が入っていて、電波を受信できる状態であれば、自動的に受信することができます。そのため、普段から緊急速報メールを受信できる設定にしておくことが重要です。緊急速報メールで配信される情報は、災害の種類や発生場所、規模、とるべき行動など、状況に応じて様々です。迅速かつ的確な情報提供により、人々は適切な判断を下し、避難などの安全確保行動をとることができます。緊急速報メールは、私たち自身の安全を守る上で大変重要な役割を担っています。日頃から、受信設定や内容の確認など、適切な利用を心がけましょう。
地震への備え

知っていますか?災害時帰宅支援ステーション

- 災害時帰宅支援ステーションとは大地震などの大きな災害が起こると、交通機関がストップし、家まで長い距離を歩かなければいけなくなることがあります。電車が止まってしまったり、道路が通れなくなったりするなど、いつものようにスムーズに家に帰ることが難しくなるためです。このような状況下で、家まで帰るのが難しい人を助けるために設置されるのが、災害時帰宅支援ステーションです。災害時帰宅支援ステーションは、主に徒歩で帰宅する人を対象としています。ステーションでは、飲料水やトイレの提供、休憩場所の提供といった、帰宅を続けるために必要な支援を受けることができます。災害時帰宅支援ステーションは、すべての場所に設置されているわけではありません。あらかじめ、自宅や職場、学校などの近くのステーションの場所を確認しておきましょう。また、災害時帰宅支援ステーションは、あくまでも一時的な滞在を目的とした施設です。食料や毛布などの備蓄がない場合もありますので、事前に防災用品の準備をしておくことも大切です。
地震への備え

災害予測図で安全を確保

- 災害予測図とは災害予測図は、地震、水害、土砂災害などの自然災害が発生した場合に、どの地域にどのような被害が想定されるのかを地図上にわかりやすく示したものです。一般的には、ハザードマップや防災地図とも呼ばれています。この地図は、私たちの生活圏が自然災害に対してどれほど脆弱であるかを視覚的に教えてくれる重要な情報源です。例えば、洪水が発生した場合、どの地域がどの程度の深さまで浸水する可能性があるのか、大規模な地震が発生した場合、どの地域で建物倒壊や火災の危険性が高いのかなどが一目でわかります。災害予測図は、過去の災害データや地形、建物の構造などを分析して作成されます。私たちはこの地図を参考に、自宅や職場、通学路などがどのような危険性を持っているのかを把握しておくことが重要です。そして、危険な場所を避けて避難経路を事前に確認したり、自宅の耐震対策を見直したりするなど、日頃から災害への備えを進めることが大切です。
地震への備え

もしも栃木県で大きな地震が起きたら?

日本は、世界的に見ても地震の多い国として知られており、いつどこで大地震に見舞われても不思議ではありません。栃木県も例外ではなく、過去には大きな被害をもたらす地震を経験しています。そのため、日頃から地震への備えを万全にしておくことが非常に重要になります。地震発生時、まずは自分の身を守る行動を最優先することが大切です。丈夫な机の下にもぐり込み、机の脚をしっかりと握って頭部を守りましょう。もし机がない場合は、クッションや座布団などで頭を守ってください。揺れが収まったら、火の始末を確認し、落ち着いて避難経路の確保を行いましょう。自宅では、家具の転倒防止対策やガラス飛散防止フィルムの設置など、事前の備えが被害を軽減するための鍵となります。また、非常持ち出し袋には、水や食料、懐 фонарик、ラジオ、救急用品など、被災後の生活に必要な物資を準備しておきましょう。家族で避難場所や連絡方法を確認しておくことも重要です。いざという時に備え、落ち着いて行動できるように、日頃から防災意識を高めておきましょう。
地震への備え

被災宅地危険度判定:安全な復興に向けた第一歩

近年、地震や豪雨など、予期せぬタイミングで発生する大規模な自然災害が増加しています。このような災害は、私たちの生活に甚大な被害をもたらし、安全な暮らしを脅かす存在です。特に、住宅が密集した地域では、被害が拡大する傾向があり、その危険性は深刻です。家屋倒壊による負傷や、道路の寸断による避難の遅延、ライフラインの途絶による生活の困窮など、様々な問題が発生する可能性があります。さらに、大規模災害発生後には、二次災害のリスクが高まります。例えば、地震によって損傷した建物は、余震や豪雨によって倒壊する危険性があります。また、土砂災害の危険性がある地域では、豪雨によって地盤が緩み、土砂崩れが発生しやすくなります。このような二次災害は、被害をより深刻化させるため、十分な警戒が必要です。大規模災害から命を守るためには、事前の備えが何よりも重要です。自宅周辺のハザードマップを確認し、危険な場所を把握しておきましょう。また、家具の固定や非常食の備蓄など、日頃から災害に備えた対策を行うことが大切です。そして、災害発生時には、行政機関や報道機関からの情報に注意し、安全を確保しながら落ち着いて行動しましょう。
地震について

地震の揺れを測る!知っておきたい「震度」の話

地震が発生すると、テレビやラジオのニュースで「震度5弱」や「震度7」といった言葉を耳にしますよね。この「震度」とは、ある地点での地震の揺れの強さを表す尺度のことです。震度は、体感や周囲の状況から10段階に分けられています。具体的には、震度0、震度1、震度2、震度3、震度4、震度5弱、震度5強、震度6弱、震度6強、震度7の10段階です。震度とよく比較されるものに「マグニチュード」があります。マグニチュードは地震そのもののエネルギーの大きさを表すのに対し、震度は特定の場所における揺れの大きさを表す点で異なります。例えば、同じ地震でも、震源からの距離や地盤の状態によって、場所ごとに震度は異なります。震源に近い場所ほど震度は大きくなりやすく、地盤が軟弱な場所では揺れが増幅しやすいため、震度が大きくなる傾向があります。地震が発生した際に、それぞれの場所でどの程度の揺れだったのかを知る指標となるのが震度です。ニュースなどで震度の情報を確認し、身の安全を守るための行動に役立てましょう。
地震について

地震の備え:余震への注意

大きな地震を経験すると、誰もが不安な気持ちを抱え、一日も早く普段通りの生活に戻りたいと願うでしょう。しかし、大きな地震の後には、落ち着いて行動し、注意深く備えなければならないことがあります。それが「余震」です。余震とは、最初に起こる大きな地震、つまり本震の後、同じ場所で発生する比較的小さな地震のことを指します。余震は、本震の規模が大きければ大きいほど、回数も多くなり、期間も長引く傾向があります。場合によっては、数か月、あるいは1年以上も続くことがあります。余震は、規模が小さくても、家具の転倒や家屋の倒壊を引き起こす可能性があります。本震ですでにダメージを受けている建物は、余震によってさらに被害が拡大したり、倒壊する危険性が高まります。そのため、大きな地震を経験した後は、余震に対する備えを怠らないようにしましょう。具体的には、家具の固定を再度確認したり、家屋の安全を確認したりすることが重要です。また、避難経路の確認や非常持ち出し袋の準備も忘れずに行いましょう。余震は、いつ、どれくらいの規模で発生するのかを正確に予測することはできません。大きな地震を経験したら、しばらくの間は、常に余震が起こる可能性があることを意識し、周囲の状況に注意を払いながら、安全を確保してください。
地震について

震度ってなに?地震の揺れの強さを知ろう

日々生活する中で、私たちは「震度3の揺れを観測」や「震度5強の地震が発生」といった報道を目にする機会が多くあります。この「震度」とは、ある地点で実際にどれほどの揺れがあったのかを示す指標のことです。地震の規模を示すマグニチュードと混同されがちですが、震度は揺れの大きさを表すものなのです。日本では、気象庁が定めた「気象庁震度階級」を用いて、揺れの大きさを10段階で表しています。具体的には、0から始まり、1、2、3、4と数字が大きくなるにつれて揺れも大きくなります。そして、5弱、5強、6弱、6強と続き、最も大きな揺れは7となります。この震度は、体感や周囲の状況から判断されます。例えば、震度1では、屋内にいる人のうち揺れに気付く人はわずかです。一方、震度4になると、ほとんどの人が揺れを感じ、食器棚の食器が音を立てることもあります。さらに、震度7ともなると、立っていることさえ難しく、ほとんどの家具が移動したり転倒したりするほどの被害が発生します。このように、震度は地震による揺れの程度を具体的に知ることができる重要な指標と言えるでしょう。
地震について

大地震への備え:命を守るために

- 大地震とは大地震とは、マグニチュード7以上の非常に強い揺れを伴う地震のことを指します。この規模の地震が発生すると、私たちの暮らす地域に甚大な被害をもたらす可能性があります。 まず、激しい揺れによって、建物が損壊したり、倒壊したりする危険性があります。特に、古い建物や耐震基準を満たしていない建物は、大きな被害を受ける可能性が高くなります。また、建物だけでなく、道路や橋などのインフラ設備にも被害が及び、交通網が遮断される恐れもあります。さらに、大地震は、地盤の弱い地域では地滑りを引き起こす可能性があります。地滑りは、住宅地や農地を飲み込み、人命や財産に大きな被害をもたらします。また、海岸に近い地域では、巨大な津波が発生する危険性もあります。津波は、沿岸部を襲い、家屋や建物を破壊し、多くの人命を奪う可能性があります。大地震は、いつどこで発生するのか、予測することが非常に困難です。そのため、私たち一人ひとりが、日頃から地震への備えをしておくことが重要です。家具の固定や非常持ち出し袋の準備など、できることから始めましょう。