全国火災予防運動

火災への備え

火災予防運動:火の用心は日頃から

- 全国火災予防運動とは毎年、春と秋の2回、火災が発生しやすくなる時期に、全国で「全国火災予防運動」が展開されます。これは、国民一人ひとりが火災予防の重要性を再認識し、火災に対する意識を高めることを目的としています。火災は、私たちの生活の身近にある様々なものが原因で発生します。放火のような悪意ある行為だけでなく、電気設備の不具合や配線ショート、暖房器具の取り扱いミス、たばこの不始末など、ほんの少しの不注意が大きな火災に繋がる可能性があります。全国火災予防運動では、消防署や地域住民が協力して、火災予防に関する様々な活動が行われます。例えば、住宅や事業所を訪問して防火設備の点検を呼びかけたり、消火器の使い方や避難経路の確認など、実践的な訓練を実施したりします。また、地域によっては、防火パレードや防火ポスターのコンクールなど、子どもから大人まで楽しみながら火災予防について学べるイベントが開催されることもあります。火災は、発生してしまうと、尊い命や財産、そしてかけがえのない思い出までをも一瞬にして奪ってしまう恐ろしい災害です。全国火災予防運動をきっかけに、今一度、家庭や職場で火災の危険性について話し合い、火災を予防するために私たち一人ひとりができることを考えてみましょう。