
災害廃棄物:がれきの発生と処理
大きな地震が発生すると、家やビルなどの建物が大きく壊れたり、崩れ落ちたりすることがあります。そして、その壊れた建物から、たくさんのがれきが出てきます。がれきは、木やコンクリート、鉄、ガラス、プラスチックなど、様々な材料からできています。がれきの量は、被害が起きた場所の広さや被害の大きさによって大きく変わります。例えば、阪神・淡路大震災ではおよそ1億トン、東日本大震災ではおよそ2,200万トンもの、とてつもない量のがれきが出たと計算されています。地震によって発生するがれきは、私たちの生活に様々な影響を与えます。道をふさいでしまい、避難や救助の活動を難しくしてしまいます。また、火災の原因となったり、衛生状態を悪化させたりする可能性もあります。さらに、がれきの処理には膨大な時間と費用がかかり、復興の大きな妨げとなります。