個人情報

犯罪について

子どもの安全を守るために:プロフの危険性と対策

- 手軽な自己紹介サイト、プロフとは近年、若者の間で「プロフ」と呼ばれるものが急速に広まりつつあります。これは「プロフィール」を略した言葉で、携帯電話やスマートフォンで利用できる自己紹介サイトのことを指します。従来のホームページのように専門的な知識や手間をかけることなく、誰でも簡単に自分の情報を発信できるのが特徴です。氏名や生年月日、性別といった基本的な情報の他に、趣味や特技、自分の写真や動画などを掲載することで、自分を表現するツールとして活用されています。特に、中高生の利用者が多く、気軽に友人を見つけたり、共通の趣味を持つ仲間と繋がったりできる手段として人気を集めています。従来のメールアドレスや電話番号を交換するといった方法に比べて、プロフを通じて知り合った相手とは、事前に趣味や価値観などの情報を得ることができるため、共通の話題が見つかりやすく、円滑なコミュニケーションを図りやすいというメリットもあります。しかし、便利な反面、注意すべき点も存在します。個人情報であるにも関わらず、安易に公開してしまうことで、個人情報の流出やなりすましなどのトラブルに巻き込まれる可能性も否定できません。また、インターネット上でのやり取りには、相手の実態が見えにくいという側面もあります。そのため、プロフを利用する際は、個人情報の取り扱いには十分に注意し、安易に会ったり、個人情報を教えたりしないなど、安全に利用するための心構えを持つことが重要です。
犯罪への備え

巧妙化するフィッシング詐欺の手口と対策

- フィッシング詐欺とはフィッシング詐欺は、銀行やクレジットカード会社、政府機関、大手企業など、誰もが知っているような組織を装って電子メールを送りつけ、偽のウェブサイトに誘導することで、利用者の重要な個人情報を盗み取ろうとするネット詐欺です。巧妙に作られた偽メールは、一見すると本物と区別がつきません。内容は、アカウントの確認や更新、緊急の連絡などを装っており、偽サイトへのリンクが記載されています。そのリンクをクリックすると、本物とそっくりに作られた偽のウェブサイトが表示されます。そして、ID、パスワード、クレジットカード番号、住所、氏名、生年月日といった重要な個人情報の入力を求められます。フィッシング詐欺の被害に遭わないためには、以下の点に注意することが重要です。* 不審なメールは開かない。特に、身に覚えのないメールや、内容に不自然な点があるメールは要注意です。* メールに記載されているリンクは安易にクリックしない。公式ウェブサイトやアプリから直接アクセスするようにしましょう。* 個人情報を安易に入力しない。特に、メールやウェブサイトで個人情報の入力を求められた場合は、送信先が信頼できるかどうかをよく確認しましょう。もし、フィッシング詐欺の被害に遭ってしまった場合は、すぐに警察や関係機関に相談しましょう。また、被害を最小限に抑えるために、パスワードの変更などの対策も必要です。
犯罪への備え

知らない間に情報が盗まれる?!スパイウェアの脅威

- スパイウェアとはスパイウェアは、まるでスパイのように、あなたの知らない間にこっそりとパソコンに入り込み、情報を盗み出す悪質なプログラムです。 あなたがウェブサイトを閲覧している時や、メールを開いた時など、様々な方法でパソコンに侵入します。一度侵入すると、まるで影武者のようにひそかに潜み、あなたの行動を監視し始めます。スパイウェアは、あなたの許可なく勝手にパソコンを操作し、個人情報を盗み見します。 例えば、インターネットバンキングで入力したパスワードや、オンラインショップで購入した商品の情報、さらには、友人や家族に送ったメールの内容まで、あらゆる情報を盗み見する可能性があります。これらの情報は、犯罪者に渡り、悪用されるかもしれません。あなたの知らない間に、知らない誰かの利益のために利用されてしまうのです。さらに怖いのは、スパイウェアに感染しても、ほとんどの場合、気づかないまま使い続けてしまうことです。 パソコンの動作が遅くなったり、見慣れない広告が頻繁に表示されるなど、いつもと違うと感じることがあれば、スパイウェア感染の可能性を疑ってみましょう。日頃からセキュリティ対策ソフトを導入し、最新の状態に保つことが、スパイウェアから身を守るために重要です。
犯罪について

危険がいっぱい?学校裏サイトの問題点

近年、小学生、中学生、高校生の間に広まっているインターネット上のサイトに、「学校裏サイト」というものがあります。これは、特定の学校に通う生徒だけがアクセスできる、いわば秘密の交流場所です。生徒たちは、授業の内容や宿題の分からなかった部分について教え合ったり、友達との関係や恋愛の話で盛り上がったり、共通の趣味を持つもの同士で情報を交換したりと、学校の枠を超えて自由にコミュニケーションを楽しんでいます。一見すると、何気ない交流の場のように思えるかもしれません。しかし、そこには、大人たちが想像する以上に大きな危険が潜んでいるのです。閉鎖的な環境であるため、書き込みの内容が過激化しやすく、誹謗中傷やいじめに発展するケースも少なくありません。また、サイトの管理がずさんになり、外部から不正アクセスされて個人情報が流出してしまう危険性もあります。さらに、犯罪に巻き込まれる可能性も考えられます。例えば、サイト上で知り合った相手に個人情報を教えてしまい、それを悪用されるといったケースです。学校裏サイトは、子供たちにとって危険な側面が多く潜んでいることを、保護者の方々はしっかりと認識しておく必要があります。
犯罪への備え

現代社会における情報セキュリティの重要性

- 情報セキュリティとは現代社会において、情報は人や企業にとって、お金や物と同じくらい大切な資産となっています。情報セキュリティとは、この大切な情報を様々な危険から守り、安全を確保するための取り組みです。私たちの身の回りには、パソコン、スマートフォン、タブレットなど、多くの情報機器があふれています。これらの機器は、私たちの生活や仕事をより便利で豊かなものにしてくれる一方で、危険と隣り合わせでもあります。なぜなら、機器には個人情報や企業秘密など、重要な情報が大量に蓄積されているからです。もしも、情報漏えいや改ざんといった問題が起きてしまったら、個人であれば金銭的な被害やプライバシーの侵害に遭う可能性があります。企業であれば、顧客からの信頼を失ったり、事業の継続が困難になるなど、大きな損害を被る可能性があります。情報セキュリティは、このような最悪の事態を防ぎ、安心して情報機器を使い続けるために、非常に重要です。具体的には、パスワードを複雑にする、怪しいメールを開封しない、セキュリティソフトを導入するなど、様々な対策を講じる必要があります。情報セキュリティに対する意識を高め、一人ひとりが適切な対策を実践することで、安全で安心な情報社会を実現していくことができるのです。
犯罪について

インターネット社会の落とし穴:なりすましとその脅威

- なりすましとは「なりすまし」とは、他人の名前やID、パスワードなどを不正に利用し、まるでその人になりすましてしまう行為を指します。インターネットの世界は、姿が見えないという特性上、悪意のある者によって巧妙な手段で個人情報が盗み取られるリスクが常に存在します。なりすましは、個人情報の盗難だけでなく、金銭的な被害や社会的な信用を失墜させるなど、私たちの生活に深刻な影響を与える可能性があります。例えば、インターネットバンキングにアクセスする際に、偽のログイン画面を表示させて利用者のIDやパスワードを盗み取る「フィッシング」と呼ばれる手口や、実在する企業や組織を装ったメールを送り付け、添付ファイルを開かせることでウイルスに感染させたり、偽のウェブサイトに誘導して個人情報を入力させたりする「スミッシング」といった手口が横行しています。これらの犯罪から身を守るためには、身に覚えのないメールやメッセージの添付ファイルを開封しない、不審なウェブサイトにアクセスしない、パスワードを定期的に変更するなど、基本的なセキュリティ対策を徹底することが重要です。また、金融機関や企業から不審な連絡があった場合は、安易に個人情報を入力したり、返信したりするのではなく、公式の連絡先に確認するなど、慎重に対応することが大切です。
制度

個人情報保護法って何?

- 個人情報保護法の目的個人情報保護法は、私たちの日常生活において非常に重要な役割を果たしています。この法律は、私たちのプライバシーを守るため、個人情報の適切な取り扱いを定めたものです。氏名、住所、電話番号といった個人情報は、企業にとっては顧客管理や商品開発などに活用できるため、大変価値のある情報です。しかし、もしもその情報が悪意のある人物の手に渡ってしまったらどうなるでしょうか。私たちのプライバシーが侵害され、犯罪に巻き込まれる可能性も出てきます。そこで、個人情報保護法は、個人情報の収集や利用、保管などに関するルールを定め、企業がこれを守ることを義務付けています。具体的には、個人情報を収集する際には、利用目的をできる限り特定し、本人に通知または公表しなければなりません。また、目的外の利用や第三者への提供は原則として禁止されています。さらに、個人情報は漏えいや滅失、毀損などが起こらないよう、適切な安全対策を講じて管理する必要があります。このように、個人情報保護法は、私たち一人ひとりの大切な個人情報を守り、安心して暮らせる社会を実現するために、重要な役割を担っているのです。