
身の回りの放射線:環境放射線とは?
私たちの身の回りには、目には見えませんが、常に放射線が飛び交っています。これを環境放射線と呼びます。環境放射線は、空気や水、大地、食物など、様々な場所に存在し、私たちはその影響を常に受けて生活しています。環境放射線は、大きく分けて自然放射線と人工放射線の二つに分けられます。自然放射線は、宇宙から降り注ぐ宇宙線や、大地に含まれるウランやトリウムなどの放射性物質から出ている放射線を指します。人工放射線は、医療現場で使われるX線や、原子力発電所などの人間の活動によって生じる放射線が該当します。環境放射線は、私たちの生活に欠かせない側面もありますが、その影響を正しく理解することが重要です。過剰な放射線は人体に悪影響を及ぼす可能性がありますが、環境放射線レベルは、国や自治体によって厳しく監視されており、健康に影響を及ぼすレベルではありません。正しい知識を身につけ、環境放射線と適切に向き合っていくことが大切です。