
災害時に備えよう!知っておきたい緊急交通路
- 緊急交通路とは?大地震などの大きな災害が起こったとき、警察や消防、自衛隊などの緊急車両が、一刻も早く安全に目的地まで到着できるように、一般の車の通行を禁止したり制限したりする道路のことを、緊急交通路といいます。 災害が発生した直後は、多くの人が避難しようと道路に集中したり、道路自体が壊れてしまったりするため、緊急車両が必要な場所へ到着するのが遅れてしまうことがあります。このような状況では、火災の消火活動や怪我人・病人の搬送などが遅れ、被害が拡大してしまう可能性があります。緊急交通路は、このような事態を防ぎ、人命救助や二次災害の発生を抑えるために設けられます。緊急車両が安全かつ迅速に活動できるよう、緊急交通路は、道路の幅が広く、構造物の耐震性が高いなど、一定の基準を満たしている必要があります。また、道路標識や標示によって明確に示されているため、一般の人は緊急交通路の意味を理解し、災害発生時には緊急車両の通行を妨げないようにすることが大切です。