
国の防災の要、中央防災会議とは
災害はいつどこで起こるか分かりません。大地震、巨大台風、豪雨など、私たちの暮らしを脅かす様々な危険が潜んでいます。もしもの時、国民の生命と財産を守るためには、的確かつ迅速な対応が求められます。こうした未曾有の事態に備え、国の防災対策の最高機関として設置されているのが中央防災会議です。 内閣総理大臣を議長とし、関係閣僚や防災の専門家が一堂に会し、国の防災に関する重要事項について審議し、対策を推進します。中央防災会議では、災害発生時の初動対応から、その後の復旧・復興まで、あらゆる段階における対策を検討します。例えば、防災計画の策定、防災訓練の実施、防災情報の伝達体制の整備、災害対策に必要な法制度の整備など、多岐にわたる取り組みを推進しています。また、近年頻発している大規模災害の教訓を踏まえ、より実効性の高い防災対策を講じるため、常に時代の変化や最新の知見を踏まえ、不断の見直しを行っています。国民一人ひとりが安心して暮らせる安全な社会を実現するために、中央防災会議は、国の防災対策の司令塔として重要な役割を担っています。