
犯罪抑止に活躍する「Nシステム」とは?
- 道路を見守る目車を運転していると、高速道路や幹線道路などでよく見かけるのがオービスです。多くの方は速度違反の取り締まりを連想するかもしれません。しかし、私たちの安全を守るために、それとは異なる目的で設置されているシステムが存在します。それが「Nシステム」です。Nシステムは、道路の上部に設置されたカメラとナンバープレートを読み取る装置で構成されています。その役割は、通過する車のナンバープレートを記録し、犯罪捜査に役立てることです。例えば、盗難車の捜査や、事件に関係する車両の追跡などに活用されます。オービスとの大きな違いは、Nシステムは速度違反を取り締まるためのシステムではないという点です。そのため、Nシステムを通過した際に、速度違反をしていない限り、特に心配する必要はありません。Nシステムは、プライバシーの観点からその運用には厳しい制限が設けられています。記録された情報は一定期間が過ぎると自動的に削除されるなど、私たちのプライバシーが侵害されないよう配慮されています。Nシステムは、私たちが目にすることは少ないものの、陰ながら私たちの安全を守ってくれています。日々の生活の中で、その存在を意識することで、安全に対する意識を高めていきましょう。