
油断大敵!共連れによる犯罪を防ぐには?
「共連れ」という言葉をご存知でしょうか?これは、マンションやオフィスビルなどに、正規の入居者や従業員と一緒に、許可なく侵入する犯罪の手口を指します。例えば、オートロックのエントランスで、住民が鍵を開けて入った瞬間を狙って、後ろにピッタリとくっついて侵入する、といったケースが挙げられます。一見、住民と同行しているように見えるため、周囲の人も怪訝に思わず、犯行が成功しやすいため、近年増加傾向にあります。共連れは、その名の通り、正規の入居者等が犯人に「連れられてしまう」ことによって発生します。犯人は、入居者等の後ろにぴったりとくっつき、まるで一緒に入館するような素振りを見せます。特に、荷物を持っている時や、急いでいる時などは、犯人に気づかずに、ドアを開けたままにしてしまうケースが多く見られます。共連れによる被害を防ぐためには、まず、周囲への警戒を怠らないことが重要です。エントランスに入る際は、後ろに人がいないかを確認し、不審な人物がいたら、距離を置くようにしましょう。また、オートロックのドアは、必ず自分が最後に入り、後ろに人が入らないように閉める習慣をつけましょう。防犯カメラの設置や、管理人による巡回など、建物のセキュリティ体制の強化も有効な対策となります。