インフルエンザ

感染症から守る

防災備蓄にも!不織布マスクのススメ

近年、新型インフルエンザの流行が懸念されていますが、私たち一人ひとりができる対策として、マスクの着用が挙げられます。中でも、厚生労働省の専門家会議が推奨しているのが不織布マスクです。専門家会議は、一人あたり20枚から25枚の不織布マスクの備蓄を推奨していますが、これはなぜでしょうか。不織布マスクは、その名の通り、繊維を織らずに作られたマスクです。熱や薬品などを用いて繊維をシート状に加工しており、ガーゼマスクに比べて目が詰んでいます。そのため、ウイルスを含む飛沫を通しにくいという特徴があります。また、不織布マスクは通気性にも優れており、息苦しさを感じにくいという利点もあります。長時間着用していても比較的快適に過ごせるため、日常生活でも使いやすいと言えるでしょう。新型インフルエンザの感染拡大を防ぐためには、一人ひとりの予防対策が重要です。咳エチケットや手洗いを徹底するとともに、不織布マスクを着用して、ウイルスから自身を守りましょう。
感染症から守る

インフルエンザ脳症:子どもの命を守るために

- インフルエンザ脳症とはインフルエンザ脳症は、インフルエンザウイルスが体に侵入することで発症する病気です。通常、インフルエンザといえば、高熱や咳、鼻水といった症状をイメージする方が多いでしょう。しかし、ごく稀に、インフルエンザウイルスが血液を通して脳にまで侵入してしまうことがあります。これが、インフルエンザ脳症です。脳に侵入したウイルスは、脳に炎症を引き起こします。すると、意識障害やけいれん、異常行動といった、神経に関する様々な症状が現れます。これは、脳が正常に機能しなくなるためです。インフルエンザ脳症は、5歳以下の小さなお子さんに多く見られます。これは、お子さんの体は免疫力が十分に発達しておらず、ウイルスに対する抵抗力が弱いことが原因の一つと考えられています。インフルエンザ脳症は、命に関わる病気です。また、たとえ一命を取り留めたとしても、後遺症が残ってしまう可能性もあります。そのため、日頃からインフルエンザの予防を心がけ、お子さんの様子に注意することが大切です。