緊急時は落ち着いて!知っておきたい110番の使い方
防災防犯を教えて
先生、「110番」って、どんな時でも警察に電話していいんですか?
防災防犯の研究家
いい質問ですね!「110番」は、事件や事故が起きた時など、緊急に警察の助けが必要な時に使う番号ですよ。
防災防犯を教えて
じゃあ、緊急じゃない時は電話しちゃダメなんですか?
防災防犯の研究家
その通り!緊急ではない相談は「#9110」に電話すると、近くの警察署の相談窓口につながりますよ。
110番とは。
「困ったときはお巡りさんに相談!でも、どんなときでも良いの?」というお話です。
いざというときのために、「110番」という電話番号があるのはご存知ですよね。これは、事件や事故が起きたときに、いち早くお巡りさんに知らせるための、とても大切な電話番号です。
この番号にかけると、日本のどこからでも、どんな電話からでも、お近くの警察署につながります。しかも、電話をかけてきた人の電話番号や、だいたいどこにいるのかが分かります。携帯電話からかけても場所は分かりますが、電波の状態によっては、正確な場所が分からないこともあるので、念のため、自分がどこにいるのか確認してから電話するとより安心です。
ただし、110番は、急を要する事件や事故専用の番号です。急ぎではない困りごとや、ただ話を聞いてほしいという場合は、「#9110」に電話してください。
「#9110」は、暮らしの安全に関する相談に乗ってくれる、お巡りさんへの相談窓口です。
もしものときに慌てないためにも、110番と#9110の違いを覚えておきましょうね!
いざという時の110番
事件や事故は、いつどこで発生するか分かりません。予期せぬ事態に遭遇し、身の危険を感じたり、緊急を要する助けが必要だと感じたら、迷わず110番通報をしましょう。
110番は、警察への緊急通報専用の電話番号です。全国どこからでも、固定電話、携帯電話、公衆電話のいずれからも、24時間365日無料で繋がるようになっています。
緊急通報の際は、まず落ち着いて、現在の場所、発生している状況、怪我人の有無などを、簡潔かつ的確に伝えましょう。警察官は通報内容に基づいて初動を判断します。そのため、落ち着いて状況を説明することが、迅速かつ的確な対応に繋がります。
事件や事故に遭遇した時、110番は私たちを危険から守り、安全を確保するための重要な lifeline です。正しい知識を身につけ、いざという時に適切な行動を取れるようにしておきましょう。
110番とは | 特徴 | 緊急通報時の注意点 |
---|---|---|
警察への緊急通報専用の電話番号 |
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通報先と発信地の特定
– 通報先と発信地の特定
事件や事故に遭遇し、110番通報をする場合、どこに繋がっているのか、自分の居場所はどう伝えれば良いのか、不安に思う方もいるかもしれません。
110番は、電話をかけてきた場所を管轄する警察署に自動的に繋がります。例えば、旅行中の東京都内で事件に遭遇し、大阪から110番通報をした場合でも、通報先は東京の警察署となり、迅速な対応が可能となります。
また、通報と同時に、警察には発信地の情報も伝わります。固定電話の場合は、登録されている住所が警察に通知されます。携帯電話の場合は、発信場所の位置情報が警察に伝わります。
ただし、携帯電話の位置情報は、電波状況によって正確でない場合があります。電波状況が悪い場所や、建物の中からの通報の場合、正確な位置情報が伝わらない可能性もあります。
そのため、携帯電話から110番通報をする場合は、可能であれば、近くの建物名や住所、ランドマークなど、具体的に場所を伝えられるようにしておきましょう。正確な情報を伝えることで、警察はより迅速に現場に駆けつけることができます。
項目 | 内容 |
---|---|
通報先 | 発信場所を管轄する警察署 |
発信地の特定 | – 固定電話:登録住所 – 携帯電話:位置情報(電波状況により正確でない場合あり) |
携帯電話からの通報時の注意点 | 建物名、住所、ランドマークなど、具体的に場所を伝える |
110番の適切な利用
– 110番は緊急時のための大切な電話です
110番は、事件や事故、火災など、一刻を争う事態が発生した際に、警察へ迅速に通報するための緊急通報システムです。
緊急性の高い状況において、私たちの安全と財産を守るための重要な役割を担っています。
– 緊急性のない用件は別の窓口へ
一方で、落とし物をした、近所で騒音トラブルが起きている、道に迷ってしまった、などの緊急性を伴わない用件で110番へ電話をかけてしまうケースも見受けられます。
これらの用件で110番を利用してしまうと、本当に緊急事態に直面している人からの通報が遅れてしまう可能性があります。
110番はあくまでも緊急時のための連絡手段であることを理解し、緊急性の低い用件の場合は、警察署の電話番号を調べたり、警察相談専用ダイヤル「#9110」へ連絡するなど、適切な窓口を利用するようにしましょう。
– 正しい理解と行動で安全・安心な社会を
110番を適切に利用することは、私たち一人ひとりが安全・安心な社会を築くためにできる重要な行動です。
緊急時とそうでない時の状況を正しく判断し、110番を本当に必要としている人に繋がるよう、日頃から意識しておきましょう。
110番の役割 | 緊急時 | 緊急でない時 |
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緊急性の高い状況において、私たちの安全と財産を守るための重要な役割 | 事件、事故、火災など 110番へ |
落とし物、騒音トラブル、道に迷ったなど 警察署、警察相談専用ダイヤル(#9110)へ |
110番はあくまでも緊急時のための連絡手段 | 本当に必要としている人に繋がる | 私たち一人ひとりが安全・安心な社会を築くためにできる重要な行動 |
緊急ではない困りごとは?
日常生活の中で、「なんだかおかしいぞ」「これは犯罪になるのかな」と不安に思うことはありませんか?たとえ、緊急事態ではなくても、警察に相談したい、誰かに聞いてほしい、と思ったらためらわずに「#9110」に電話してみましょう。
#9110は、緊急ではない暮らしの安全に関する相談を受け付けている警察相談専用窓口です。例えば、「自宅周辺をうろつく不審な人を見かけた」「しつこい勧誘や脅迫まどわされるような言葉でだまそうとする行為を受けた」「インターネット上で怖い思いをした」「子どもの安全について、どこに相談すればよいかわからない」など、さまざまな不安や心配事を相談することができます。一人で抱え込まずに、まずは電話口で相談してみましょう。
#9110は、全国どこからでも利用することができます。相談受付時間は、平日の午前8時30分から午後5時15分までです。専門の相談員が、あなたの不安や疑問に親身になって対応してくれます。相談は無料で、秘密は厳守されますので、安心して利用してください。
もしものときに、ためらわずに相談できる窓口を知っておくことは、安全で安心な暮らしにつながります。緊急事態はもちろんのこと、日々の不安や心配事も、気軽に警察に相談してみましょう。
相談窓口 | 電話番号 | 相談内容 | 受付時間 | 備考 |
---|---|---|---|---|
警察相談専用窓口 | #9110 |
|
平日の午前8時30分から午後5時15分まで |
|
落ち着いて行動するために
予期せぬ出来事に直面すると、誰しも心が騒ぎ立ち、冷静さを失いがちです。しかし、そのような時こそ、落ち着いて行動することが重要になります。特に、事件や事故に遭遇し、一刻を争う状況では、110番への通報が生死を分けることもあります。
110番に電話をかける際には、まず深呼吸をして心を落ち着けましょう。そして、警察官に状況を正しく伝えることが重要です。発生場所や時間、事件や事故の内容、負傷者の有無などを簡潔に説明しましょう。住所が分からない場合は、近くの目印になるものを伝えることが有効です。また、携帯電話から通報する場合は、場所が特定しにくいため、移動する際は必ずその旨を伝えましょう。
日頃から、110番の使い方を再確認しておくことが大切です。いざという時に慌てずに対応できるよう、家族や友人と緊急時の連絡方法や避難場所について話し合っておくことも重要です。また、防犯ブザーを持ち歩く、自宅のセキュリティ対策を見直すなど、日頃から防犯意識を高めておくことも有効な手段です。
緊急事態はいつどこで起こるか分かりません。しかし、心の準備と日頃からの心構えがあれば、冷静さを保ち、適切な行動をとることができるはずです。
状況 | 行動 | ポイント |
---|---|---|
予期せぬ出来事 | 落ち着いて行動する | 深呼吸をする |
事件・事故発生時 | 110番通報 | ・発生場所、時間、内容、負傷者を伝える ・住所不明時は近くの目印を伝える ・携帯電話使用時は移動を伝える |
日頃から | 110番の使い方の再確認 | ・家族と緊急時の連絡方法や避難場所を確認 ・防犯ブザーの携帯 ・自宅のセキュリティ対策 ・防犯意識の向上 |