霙:冬空からのサイン、雨と雪の狭間

霙:冬空からのサイン、雨と雪の狭間

防災防犯を教えて

先生、「霙(みぞれ)」って、防災や防犯と何か関係ありますか? 雨や雪とどう違うんですか?

防災防犯の研究家

いい質問だね!「霙」は、雨と雪が混ざった状態だから、路面が凍結しやすくなるんだ。そうすると、転倒 accidents が増えたり、車の事故が起こりやすくなるよね。だから、防災や防犯の面でも注意が必要なんだよ。

防災防犯を教えて

なるほど! 霙の時は、外出を控えるなど、注意が必要ですね。

防災防犯の研究家

その通り! 霙の予報が出たら、気象情報に注意して、無理な外出は避けようね。

霙とは。

防災や防犯に関係する言葉に「霙(みぞれ)」があります。霙とは、雨と一緒に降る雪、あるいは溶けながら降る雪のことを指します。雨は、空気中の水蒸気が冷えて水の粒になり、空から降ってくるものです。一方、雪は、雲の中で水蒸気が冷えて氷の粒になり、それが集まって地上に降ってくるものです。

空から降る白い粒

空から降る白い粒

冬の寒さが厳しくなると、空から白い粒が降ってくることがあります。それは、まるで綿毛のように軽やかに舞い降りる雪かもしれませんし、雪と雨が織りなす、一粒一粒が氷の粒でできた霙かもしれません。 霙は、冬特有の気象現象で、雨と雪の中間的な存在と言えます。 空から降ってくるときは雪のように真っ白で、ふわふわと柔らかな見た目をしていますが、実際に触れてみると、ひんやりとした冷たさが感じられ、水滴が付着していることもあります。これは、霙が上空の気温が低いところで雪として発生し、地上付近の気温が0度以上のところを通過する際に一度溶け、再び冷やされて凍るという過程を経るためです。そのため、雪と比べると硬く、地面に当たった時の感触も異なります。 時には、雪と霙が同時に降ってくることもあり、空から降る白い粒が織りなす景色は、冬の寒さをより一層感じさせ、幻想的な雰囲気を醸し出します。

項目 特徴
・綿毛のように軽い
・ふわふわと柔らかな見た目
・触ると冷たい
霙(みぞれ) ・雪と雨の中間的な存在
・雪のように真っ白で、ふわふわと柔らかな見た目
・触るとひんやりとして、水滴が付着していることも
・雪より硬い

霙の正体

霙の正体

霙は、冬の冷たい空から降ってくる、雪と雨の中間のような存在です。一体どのようにしてできるのでしょうか?

霙の正体は、上空で生まれた雪の結晶にあります。 雪の結晶は、地上に落ちてくる途中で気温が0度より少し高い空気の層を通過することがあります。 この時、雪の結晶の一部が溶け始めます。

しかし、溶けた水がそのまま雨粒になるわけではありません。 溶けた水は、周りの冷たい空気の影響を受けて再び凍り始めます。 この時、空気中の水蒸気も集まって凍りつくため、 雪の結晶よりも大きく、透明または半透明の氷の粒へと姿を変えます。これが霙の正体です。

霙は、雪と比べて水分を多く含んでいるため、地面に落ちるとすぐに溶けてしまうことが多いです。 また、霙は気温が0度前後で発生しやすく、気温や湿度、風の影響を大きく受けるため、同じ霙でも場所や時間によって大きさや形が変わることがあります。

雨や雪との違い

雨や雪との違い

空から降ってくる雨や雪、そして霙。これらは、一見似ているようで、実は全く異なる生まれ方をしていることをご存知ですか?雨は、空気中の水蒸気が冷やされて水の粒となり、それが大きくなって地上に落ちてくる現象です。一方、雪は水蒸気が直接氷の結晶となり、ゆっくりと成長しながら降ってくるのです。

では、霙はどうでしょう?霙は、一度雪として降ってきたものが、途中で気温の高い層を通ることで溶け始め、再び冷たい層を通る際に凍ってしまいます。しかし、完全に凍り切らずに水滴を含んだ状態で地上に落ちてくるため、雪と雨の中間のような状態になるのです。そのため、霙は、時として雨のように地面に水たまりを作ることもあれば、雪のようにうっすらと積もることもあるのです。

このように、雨や雪、霙は、その成り立ちや形状が大きく異なるため、天気予報などで見分けることは、私たちの生活においても重要な意味を持つと言えるでしょう。

種類 成り立ち 特徴
空気中の水蒸気が冷やされて水の粒になり、大きくなって地上に落ちてくる。 地面に水たまりを作る。
水蒸気が直接氷の結晶となり、ゆっくりと成長しながら降ってくる。 うっすらと積もる。
一度雪として降ってきたものが、途中で溶けて再び凍る。完全に凍り切らずに水滴を含んでいる。 時として雨のように地面に水たまりを作ることもあれば、雪のようにうっすらと積もることもある。

霙が降るときの注意点

霙が降るときの注意点

– 霙が降るときの注意点霙は、雪と雨が混ざり合って降る現象で、一見綺麗に見えますが、実は雪よりも滑りやすく、歩行時には注意が必要です。 霙は地面に落ちてくると、雪よりも早く溶け始めます。溶けた霙は、路面の細かい凹凸部分に薄い水たまりを作ります。 この水たまりは、一見すると凍っていないように見えますが、気温が低い場合は、非常に滑りやすくなっています。特に、階段や坂道、マンホールの上などは、平坦な場所よりも滑りやすく、転倒の危険性が高いため、注意が必要です。足元をよく見て、慎重に歩くように心がけましょう。また、歩幅を小さくして歩くことも、転倒防止に効果的です。さらに、霙が降っているときは、気温が低い場合が多く、路面が凍結している可能性もあります。 凍結した路面は、一見すると濡れているようにしか見えず、非常に危険です。外出する際は、時間に余裕を持って、周囲の状況をよく確認しながら歩くようにしましょう。もし、霙が降っている日に外出する必要がある場合は、滑りにくい靴を履く、傘をさして視界を確保するなど、しっかりと対策をとり、安全に気を付けて行動するようにしてください。

霙の特徴 注意点
雪と雨が混ざり、雪より滑りやすい 歩行時は足元に注意し、慎重に歩く。歩幅を小さくする。
溶けると薄い水たまりができる 水たまりは凍結している可能性があり、非常に滑りやすい。特に階段、坂道、マンホールの上は要注意。
気温が低く、路面凍結の可能性もある 路面は濡れているように見えても凍結している場合があり危険。時間に余裕を持ち、周囲の状況をよく確認して歩く。
対策 滑りにくい靴を履く、傘をさして視界を確保する。