大震災発生時、あなたを守る帰宅支援マップとは?
防災防犯を教えて
先生、帰宅支援マップって、どんな地図ですか?
防災防犯の研究家
もしも大きな地震が起きて電車が止まったら、みんなはどうやって家に帰りますか? そんな時に役立つのが帰宅支援マップです。歩いて安全に家に帰るための道順などが載っている地図なんですよ。
防災防犯を教えて
へえー。どこに売ってるんですか?
防災防犯の研究家
場所によっては、役所などで無料で配っていることもあります。インターネットで無料で見られるものもあるので、探してみましょう。
帰宅支援マップとは。
大きな地震が起きた時、家に歩いて帰るのに役立つ地図を『帰宅支援マップ』といいます。この地図は、それぞれの地域で作られています。例えば、首都圏の地図では、地震の時に車が動けなくなると予想される場所が載っています。また、東京都が選んだ、水やトイレを貸してくれたり、色々な情報を教えてくれる場所も載っています。この地図は、本屋さんで買うものと、パソコンやスマホで見るものがあります。
帰宅支援マップとは
– 帰宅支援マップとは大地震などの災害が起こると、普段利用している電車やバスなどの公共交通機関が止まってしまうことがあります。このような状況下で、自宅まで安全に歩いて帰れるようにと作られたのが「帰宅支援マップ」です。この地図には、職場や外出先から自宅までの道のりが示されており、距離や徒歩でかかる時間の目安が分かります。また、安全に歩くために注意すべき情報も掲載されています。例えば、建物が倒壊する危険性が高い区域や、火災が発生した際に延焼しやすい区域などが分かりやすく表示されています。さらに、帰宅支援マップには、災害時に役立つ施設の情報も載っています。例えば、近くの避難場所や医療機関、そして、飲み水を得られる給水ポイントなども確認できます。いざという時に慌てずに済むよう、普段から自宅や職場周辺の帰宅支援マップを確認しておきましょう。 また、家族で地図を見ながら、災害時の安全な帰宅経路について話し合っておくことも大切です。
帰宅支援マップの目的 | 掲載内容 |
---|---|
大地震などで公共交通機関が止まった際、 自宅まで安全に歩いて帰れるようにするため |
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地域独自の情報を掲載
災害時に安全な場所へ帰宅するための情報として、帰宅支援マップがあります。これは、国が発行している一般的な防災マップとは違い、それぞれの地域が独自に作成しているものです。なぜなら、地域によって山や川の位置、建物の状況、道路の広さなどが異なるため、より細かく正確な情報を載せる必要があるからです。
例えば、多くの会社や人が集まる首都圏の帰宅支援マップを見てみましょう。ここでは、過去の地震が起きた時の交通状況をコンピューターで再現し、渋滞が予想される場所を地図上に分かりやすく表示しています。また、東京都では、水やトイレ、情報提供などを行う「東京都選定支援施設」の位置を掲載しています。
このように、地域独自の帰宅支援マップは、いざという時に頼りになる情報源となります。日頃から、自分が住む地域や職場、よく行く場所のマップを確認し、安全な経路や施設の位置を把握しておくことが重要です。
項目 | 内容 |
---|---|
概要 | 災害時、安全な場所へ帰宅するための情報提供を目的とした地図。地域ごとに作成。 |
特徴 | 地域の山や川、建物、道路状況などの詳細情報に基づき、より正確な情報を掲載。 |
例:首都圏の帰宅支援マップ | 過去の地震時の交通状況シミュレーションに基づき、渋滞予想箇所を表示。 |
例:東京都の帰宅支援マップ | 水やトイレ、情報提供を行う「東京都選定支援施設」の位置を掲載。 |
備考 | 日頃から、自宅、職場、頻繁に訪れる場所のマップを確認し、安全な経路や施設の位置を把握しておくことが重要。 |
入手方法と種類
– 入手方法と種類災害時に安全な経路で帰宅するための情報が詰まった帰宅支援マップ。その入手方法と種類は近年多様化しており、いざという時に備え、自分に合った方法で入手しておくことが重要です。帰宅支援マップは、まずお住まいの地域の自治体や防災関係機関などで配布されています。 住民向けに配布される防災マップなどに組み込まれている場合もあり、無料で入手できることが多いです。また、書店では市販の地図帳として購入することもできます。詳細な地図情報に加え、避難場所や医療機関などの情報も掲載されていることが多く、普段から持ち歩く地図としても活用できます。さらに近年では、インターネットの普及に伴い、パソコンやスマートフォンで簡単に閲覧できる「帰宅支援マップサービス」を提供する自治体も増えてきました。 これらのサービスでは、自宅や勤務先の住所を入力するだけで、最適な帰宅ルートを自動で表示してくれるなど、便利な機能が搭載されている場合があります。また、地図上に避難場所や危険区域などを表示してくれる機能もあり、より安全な経路を視覚的に確認することができます。このように、帰宅支援マップは様々な方法で入手することができます。自分に合った方法で入手し、災害発生時に備えましょう。
入手方法 | 種類 | 備考 |
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自治体や防災関係機関 | 防災マップなどに組み込まれている場合も | 無料が多い |
書店 | 市販の地図帳 | 詳細な地図情報に加え、避難場所や医療機関などの情報も掲載されていることが多い |
インターネット | 帰宅支援マップサービス | 自宅や勤務先の住所を入力するだけで最適な帰宅ルートを表示、避難場所や危険区域などを表示してくれる機能も |
日頃からの備えが重要
いつどこで大きな災害に見舞われるか、誰にも予測することはできません。もしもの時に落ち着いて行動するためにも、普段から自宅や職場、通勤経路の周辺環境について知っておくことが大切です。
自宅や職場周辺の地図を確認し、危険な場所や安全な場所を把握しておきましょう。例えば、急な坂道や崖などは、地震時に崩落する危険性があります。また、広くて丈夫な公園や広場は、避難場所として指定されている場合があります。
自宅までの安全な道のりをいくつか考えておくことも重要です。災害時は、いつも利用している道路が通行止めになっている可能性もあります。
各自治体では、災害時に役立つ情報をまとめた「帰宅支援マップ」を作成している場合があります。このマップには、避難場所や医療機関の情報だけでなく、危険な場所の情報なども掲載されています。
「帰宅支援マップ」は、あなたの命を守るための重要な道具となります。まだ入手していない方は、お住まいの自治体のホームページなどを確認し、最新の情報を入手しておきましょう。
防災対策 | 具体的な行動 | 備考 |
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自宅や職場周辺の危険な場所と安全な場所を把握する | 地図で確認する ・危険な場所:急な坂道や崖など ・安全な場所:広くて丈夫な公園や広場など |
安全な場所は、避難場所として指定されている場合がある |
自宅までの安全な道のりを複数確保する | 地図で確認する | 災害時は、いつも利用している道路が通行止めになっている可能性がある |
帰宅支援マップを入手する | お住まいの自治体のホームページなどで確認する | 避難場所や医療機関の情報だけでなく、危険な場所の情報なども掲載されている |