空を覆う雲~曇りとその仲間たち~
防災防犯を教えて
先生、「曇り」って言葉、防災や防犯と何か関係があるんですか?天気を表す言葉ですよね?
防災防犯の研究家
いい質問だね!確かに「曇り」は天気を表す言葉だけど、防災・防犯の視点から見ると、周りの状況が見えにくくなることを指す場合もあるんだ。
防災防犯を教えて
なるほど!暗くなって、人の顔が見えにくくなったり、遠くまで見えにくくなったりするから、危ないってことですね!
防災防犯の研究家
その通り!曇りの日は、犯罪が起きやすくなったり、事故に遭いやすくなったりする可能性が高まるから、いつも以上に注意が必要なんだよ。
曇りとは。
防災や防犯に関係する言葉として「曇り」があります。「曇り」は、空の様子を表す言葉の一つです。気象庁によると、空全体を覆う雲の量が9割以上で、低いところや真ん中あたりの雲が、高いところの雲よりも多く、雨が降っていない状態を「曇り」と言います。空を覆う雲の量の割合は、「雲量」と言い、雲が全くない状態を0、完全に雲に覆われている状態を10として、人の目で見て11段階に分けています。ちなみに雲量が1割以下の場合は「快晴」、2割から8割の場合は「晴れ」と言います。
空模様の変化と雲
私たちが毎日見上げる空は、いつも同じ表情を見せているわけではありません。太陽の光を浴びて青く輝く日もあれば、夕暮れ時には赤く染まり、またある時はどんよりとした灰色の雲に覆われることもあります。このように、空は刻一刻と表情を変え、私たちに様々な顔を見せてくれます。
空模様の変化に大きく関わっているのが雲です。雲は、空気中の水蒸気が冷やされて小さな水や氷の粒となり、それが集まって空に浮かんでいるものです。雲は、その形や浮かんでいる高さ、そして量によって、太陽の光を遮ったり、雨や雪を降らせたりと、天気の変化に深く関わっています。
例えば、綿菓子のようにモクモクとした雲は、比較的低い場所に浮かんでおり、お天気は大きく崩れることはありません。一方、空一面を覆うような灰色の雲は、低い場所で雨を降らせる雲です。また、雷を伴って激しい雨を降らせる積乱雲は、高いところまでモクモクと発達するのが特徴です。
このように、雲は私たちに天気の変化を教えてくれる大切なサインと言えます。日々、空を見上げて雲を観察することで、天気の変化を予測することも可能になるでしょう。
雲の種類 | 特徴 | 天気 |
---|---|---|
綿菓子のようにモクモクとした雲 | 比較的低い場所に浮かんでいる | 大きく崩れない |
空一面を覆うような灰色の雲 | 低い場所に浮かんでいる | 雨 |
積乱雲 | 高いところまでモクモクと発達する | 雷を伴って激しい雨 |
雲量の割合で変わる天気
空を見上げると、そこには様々な形をした雲が浮かんでいます。雲は、私たちの目を楽しませてくれるだけでなく、天気の変化を読み解くための重要な手がかりを与えてくれます。
気象庁では、空全体を10としたときに見える雲の割合を「雲量」と呼び、天気予報に活用しています。雲量が1割以下であれば「快晴」、2割から8割までは「晴れ」、9割は「曇り」、そして雲が空全体を覆っている状態を「くもり」と表現します。
雲一つない「快晴」の日は、太陽の光が燦々と降り注ぎ、まさに天気が良い日の象徴と言えるでしょう。抜けるような青空が広がり、日中は暖かく感じられます。一方、「雲量が2割を超えると「晴れ」となり、空に雲が広がり始めます。太陽の光は遮られ始めますが、雲の切れ間から日差しが差し込むこともあります。
さらに雲が増え、雲量が9割になると「曇り」の状態となります。太陽は厚い雲に隠れてしまい、日差しはほとんど届きません。どんよりとした空模様となり、気温も上がりにくくなります。そして、雲が空全体を覆ってしまうと「くもり」となり、雨の可能性も高まります。
雲量 | 天気 | 状態 |
---|---|---|
1割以下 | 快晴 | 太陽の光が燦々と降り注ぐ。抜けるような青空。 |
2~8割 | 晴れ | 雲の切れ間から日差しが差し込む。 |
9割 | 曇り | 太陽は厚い雲に隠れてしまい、日差しはほとんど届かない。どんよりとした空模様。 |
10割 | くもり | 雲が空全体を覆っている。雨の可能性も高い。 |
曇りの定義とは?
空を見上げると、そこには様々な表情の雲が広がっています。太陽が燦々と輝く日もあれば、雲が空を覆い尽くし、どんよりとした空が広がる日もあります。では、一体どれだけの雲が広がれば、私たちはそれを「曇り」と感じるのでしょうか?
気象学的には、雲の量が空全体の9割以上を占めている状態を「曇り」と定義しています。しかし、ただ雲が多いだけでは「曇り」とは判断されません。例えば、高いところに薄い雲が広がっている場合は、雲の量が9割を超えていても「晴れ」と判断されます。
「曇り」と判断されるには、雲の量が9割以上であることに加え、中層や下層の雲が上層の雲よりも多く、かつ雨が降っていないことが条件となります。つまり、私たちが普段「曇り空」と呼んでいるのは、低い場所に比較的厚い雲が広がっている状態を指しているのです。
このように、「曇り」の定義には、雲の量だけでなく、雲の種類や高さ、そして降水量など、様々な要素が複雑に関係しています。空模様の変化に注意を払いながら、雲が織りなす空の風景を楽しんでみてはいかがでしょうか。
条件 | 詳細 |
---|---|
雲の量 | 空全体の9割以上 |
雲の種類 | 中層や下層の雲が上層の雲よりも多い |
降水量 | 雨が降っていない |
曇りと雨の関係
空に浮かぶ雲は、私たちの目に爽やかさや雄大さを感じさせてくれますが、その雲が厚くなり空全体を覆ってしまうと、太陽の光は遮られ、あたりは薄暗くなってしまいます。これが曇り空と呼ばれる状態です。
曇りの日は、太陽の熱が遮られるため、気温の上昇が抑えられ、真夏でも比較的過ごしやすいと感じる方が多いでしょう。しかし、曇り空だからといって油断は禁物です。なぜなら、曇りから一転、雨が降り出すことがあるからです。
雲は、目には見えないほどの小さな水の粒や氷の粒が集まってできています。そして、上空の風が穏やかで、気温が低い状態が続くと、雲の中でこれらの粒が互いにぶつかり合いながら、次第に大きく成長していきます。やがて、水の粒や氷の粒が自重で落下するほど大きく、そして重くなると、地上に落ちてきます。これが雨です。
つまり、曇りという状態は、雲の中の雨粒や氷の粒が成長する過程であるとも言えます。そのため、曇り空の後に、雲がさらに発達するような気象条件になると、雨となる可能性が高まります。天気予報などで、最新の気象情報や雨の可能性を確認しておくことが大切です。
様々な雲の姿
空を見上げると、そこには様々な形をした雲が浮かんでいます。雲は、その姿形や浮かぶ高さによって、様々な種類に分類されます。
もくもくと空に向かって高く成長していく積乱雲は、時に激しい雨や雷をもたらします。積乱雲は、強い上昇気流によって発生し、その内部では激しい対流活動が起こっています。そのため、積乱雲が近づくと、急な天候の変化に注意が必要です。一方、高い空にふわふわと浮かぶ巻雲は、晴天が続くサインとされています。巻雲は氷の結晶でできており、その美しい姿は、古くから人々に愛されてきました。
このように、雲は、私たちに天気の変化を教えてくれるだけでなく、その美しい姿で、私たちを魅了してくれます。日々忙しく過ごす中で、少しだけ空を見上げて、様々な形の雲を観察してみてはいかがでしょうか。きっと、新しい発見があるはずです。
雲の種類 | 特徴 | 天気 |
---|---|---|
積乱雲 | 高くもくもくと成長する、強い上昇気流、激しい対流活動 | 激しい雨、雷 |
巻雲 | 高い空に浮かぶ、氷の結晶 | 晴天 |